CAD モデル構成部品と CAD モデルアセンブリは PLM データベース内で CAD ドキュメントと呼ばれる Windchill オブジェクトによって表されます。CAD ドキュメントを使用して特別な関連付けリンクを持つコンパニオン Windchill 製品構造を構築することで、開発が進行しても同期化された状態を維持できます。これらの Windchill 製品構造の構築は、そのコンパニオン CAD ドキュメントが Windchill にチェックインされたときに自動的に行うことも、必要に応じて手動で行うこともできます。その CAD ドキュメントのコンパニオンと同様に、Windchill 製品構造は、単一の構成部品や、階層構造の複数の部品から成るアセンブリを表すことができます。

Windchill Workgroup Manager の初回リリース以来、PTC は CAD 構造 (CAD ドキュメント) から Windchill 製品構造を作成して駆動する機能を提供してきました。この手法は CAD に基づく (ボトムアップ) 設計と呼ばれます。

Windchill リリース 10.0 では、PTC は Windchill 製品構造から CAD 構造を作成して駆動する機能を追加しました。この手法はトップダウン設計 (TDD) と呼ばれ、コンカレント設計に最適な手法であると考えられています。CAD ドキュメントと Windchill 部品の間に (自動または手動で) 確立した関係性によってこの両方の手法が有効になります。

Windchill でサポートされている設計手法の詳細については、設計手法の概要を参照してください。