ライフサイクル解析

「ライフサイクル解析」テーブルには、割当ステータスとその他の Windchill LCA 属性が表示されます。次の Windchill LCA 属性が表示されます。

• 「割当ステータス」- 部品に必要な LCA データが関連付けられているかどうかを示します。有効な割当ステータスは次のとおりです。

アイコン	割当ステータス	説明
	完全	サプライヤ部品に自社物質の割当が行われていて、その転送距離とモードがわかっていることを指定します。
	一部	サプライヤ部品に自社物質の割当が行われていて、その転送距離とモードが不明であることを指定します。不明な材料に対して自動割当が行われた場合にも、割当ステータスは一部に設定されます。
	なし	サプライヤ部品に自社物質の割当が行われていないことを指定します。

• 「温室効果ガスの排出」- 自社物質、部品、または BOM のライフサイクル全体における、主な温室効果ガスすべての直接的および間接的な排出量の合計を指定します。GHG (温室効果ガス) の排出は、地球の温室効果の一因となるガスの排出です。たとえば、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などです。

• 「統合エネルギー」- 自社物質、部品、または BOM のライフサイクル全体における、直接的および間接的なエネルギー使用量の合計を指定します。たとえば、石油、石炭、天然ガス、原子力、風力、太陽光、水素などです。

• 「酸性化ポテンシャル」- 酸性化ポテンシャルには、製品またはサービスのライフサイクル全体における、酸性の汚染物質や、大気、水、土壌の酸性化プロセスの原因となる汚染物質が含まれます。これは、物質の生産過程で排出される SO2 (硫黄酸化物) の識別量です。SO2 は酸性雨の主な成分となります。

• 「富栄養化ポテンシャル」- 製品のライフサイクル全体における、大気、水、土壌への栄養素の排出量や水への有機物質の排出量を指定します。これは、製品または部品の製造過程で精製されるリン酸塩の分量です。

• 「統合的な水利用」- 製品のライフサイクル全体における、直接的および間接的な取水量の合計を指定します。製品または部品の生産に使用される水の量です。