Creo Elements/Direct Modeling Annotation における Model Manager テキスト参照から Windchill テキスト参照へのマッピング

Creo Elements/Direct Model Manager から Windchill にマイグレートされた Creo Elements/Direct 図面では、該当する場合、Windchill 属性を Model Manager のテキスト参照に動的にマッピングできます。

図面のタイトル欄では、テキスト参照を使用してデータの基本属性を表示できます。テキスト参照 ID のプレフィックスはハードコードされており、データ管理の統合専用に使用されます。Model Manager では Windchill Workgroup Manager for Creo Elements/Direct とは異なるテキスト参照 ID が使用されます。

Model Manager テキスト参照を持つ図面は、Windchill に移行した後、Model Manager テキスト参照を手動で Windchill テキスト参照に変更する必要がありますが、大量の図面でこの処理が必要になる可能性があります。この作業を軽減するために、カスタマイズレイヤーが導入されました。Model Manager の図面にある既存のテキスト参照を Windchill で使用可能なテキスト参照にマッピングできます。

Creo Elements/Direct Modeling で、図面のテキスト参照をカスタマイズするには、次のファイルを編集する必要があります。

<Modeling Installation Directory>\personality\sd_customize\UWGM\uwgm_customize_2d

Model Manager では複数のグループを作成でき、各グループは複数のテキスト参照を持つことができます。Windchill では、すべてのテキスト参照は WTtr と呼ばれる 1 つのグループに存在します。

次の例は、Model Manager テキスト参照を Windchill テキスト参照にマッピングする方法を示しています。

;tp, tb, and td: Model Manager groups
;WTtr: Windchill group
(docu::docu-create-map-group "tp" )
(docu::docu-map-attribute "tb:P_OWNER" "PTC_WM_MODIFIED_BY" )
(docu::docu-map-attribute "tb:P_DESCRIPTION" "WTtr:PTC_WM_NAME" )
(docu::docu-keep-attribute "td:PTC_WM_LIFECYCLE" )
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

上記の例について説明します。

• (docu::docu-create-map-group "tp" ) - Model Manager グループ "tp" に属するすべてのテキスト参照を、同じ属性名で Windchill グループ WTtr の Windchill テキスト参照にマッピングすることを示します。

• (docu::docu-map-attribute "tb:P_OWNER" "PTC_WM_MODIFIED_BY" ) - グループ "tb" の Model Manager テキスト参照属性 "P_OWNER"を Windchill グループ WTtr の Windchill テキスト参照属性 "PTC_WM_MODIFIED_BY" にマッピングすることを示します。

WTtr グループは Windchill で唯一のテキスト参照グループであるため、WTtr は省略することもできます。上記の例では、次の行が明示的に WTtr グループを指定しています。

(docu::docu-map-attribute "tb:P_DESCRIPTION" "WTtr:PTC_WM_NAME" )

• (docu::docu-keep-attribute "td:PTC_WM_LIFECYCLE" ) - グループ "td" の Model Manager テキスト参照属性 "PTC_WM_LIFECYCLE" を Windchill グループ WTtr の同名の Windchill 属性にマッピングすることを示します。

Windchill テキスト参照を既存の Model Manager テキスト参照または一般的なテキストプレースホルダーに割り当てることができます。

テキスト参照の割当方法については、次のヘルプトピックを参照してください。

• Modeling の場合、「テキスト参照の使用」を参照してください。

• Drafting の場合、テキスト参照の使用を参照してください。