「保管状態」コンフィギュレーションはチェックイン時に定義されます。1 つ以上の CAD ドキュメント、または図面 CAD ドキュメントをワークスペースからチェックインすると、「保管状態」コンフィギュレーションが作成されます。「保管状態」コンフィギュレーションは、チェックイン時のワークスペースのスナップショットです。

保管状態 (As Stored) コンフィギュレーションを使用して、次のことが可能です。

「保管状態」コンフィギュレーションは、図面やアセンブリを操作する場合に特に役立ちます。Windchill へのチェックイン時に保存されたのと同じ関連コンポーネントを使用して、アセンブリや図面を読み込むことができます。または、すべての関連部品の最新バージョン (親とは別に修正されていることもあります) が読み込まれます。これにより、図面またはアセンブリの既知のコンフィギュレーションに戻すことができます。

ベースラインも特定のバージョンまたは作業版数のコンフィギュレーションを記録します。ただし、コンフィギュレーションを取得する方法としては、ベースラインのほうが正式です。チェックイン時に保存されていたものではなく、構成部品の特定のコンフィギュレーションを取得するオブジェクトを意識的に作成します。多くの場合、「保管状態」コンフィギュレーションは、後日ベースラインを生成するために使用します。たとえば、設計レビューでレビューが必要な図面やアセンブリセットのベースラインを作成するために使用します。「最新」では、図面の詳細がまだ出来上がっていない関連部品の最新バージョンや、アセンブリを再生できないような部品が選択されてしまうために、「保管状態」を使用する場合もあります。