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Windchill システム属性
CAD オブジェクトが Windchill にチェックインされた場合には必ず、ENOVIA 3DEXPERIENCE で特定の Windchill システム属性セットがパブリッシングされて CATIA 3DEXPERIENCE に表示されます。Windchill で、PTC ENOVIA 3DEXPERIENCE サーバー側アダプタのインストール時に作成された ENOVIA 3DEXPERIENCE の対応するパラメータにこれらの属性がデフォルトでマッピングされます。これらのパラメータの値は Windchill から取得され、常に最新の状態になります。
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Windchill システム属性を修正してはなりません。
CATIA 3DEXPERIENCE 2021x および Windchill Workgroup Manager バージョン 11.0 以上では、ENOVIA 3DEXPERIENCE のすべての Windchill システム属性の自動作成がサポートされていません。その結果、「ワークスペースに保存」操作が失敗する可能性があります。この問題を回避するため、Windchill 管理者は、ENOVIA 3DEXPERIENCE ですべての Windchill システム属性が作成されているかどうかを確認し、作成されていない場合はこれらの属性を手動で作成する必要があります。
以下の表に、ENOVIA 3DEXPERIENCE でパブリッシングされる Windchill システム属性を示します。
Windchill システム属性
属性
説明
PTC_WM_REVISION
文字列型
初期値は、ワークスペースのデフォルトコンテキストに対応する最初のリビジョンです。サーバーがオンラインかオフラインかに応じてこのプリファレンスを設定します。
CAD ドキュメントの Windchill バージョンのみに使用する文字列に対応します。通常デフォルトでは、A、B、C などです。
ユーザーが値を修正した場合、次の読み込みまたは更新時にシステムによって値がオーバーライドされます。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時の設定で現在の CAD ドキュメントのリビジョンに設定します。
PTC_WM_PART_NAME
文字列型
初期値: 該当なしCAD ドキュメントを最初に作成したときにはこのシステム属性を設定しないでください。
このモデルの CAD ドキュメントにアクティブに関連付けられている部品の名前に使用する文字列に対応します。
ネーミングポリシーがカスタムパラメータを使用するように設定されている場合は、最初の自動関連付けの前に設定できます。それ以外の場合、値は無視され保存時に設定されます。
新規または既存の CAD ドキュメントでは、CAD ドキュメントを関連付けた場合、次回にオーサリングアプリケーションから読み込みや保存を行ったときに、このシステムパラメータを更新できます。
既存の CAD ドキュメントをチェックアウトする場合、システムパラメータにはその CAD ドキュメントにアクティブに関連付けられている部品の名前が反映されます。ドキュメントに関連付けられた部品がない場合、オーサリングアプリケーションでシステムパラメータは空になります。
PTC_WM_PART_NUMBER
文字列型
初期値: 該当なしCAD ドキュメントを最初に作成したときにはこのシステム属性を設定しないでください。
このモデルの CAD ドキュメントにアクティブに関連付けられている部品の番号に使用する文字列に対応します。
ネーミングポリシーがカスタムパラメータを使用するように設定されている場合は、最初の自動関連付けの前に設定できます。それ以外の場合、値は無視され更新時に設定されます。
この属性は予測されません。新規または既存の CAD ドキュメントでは、CAD ドキュメントを関連付けた場合、次回にオーサリングアプリケーションから読み込みや保存を行ったときに、このシステムパラメータを更新できます。
既存の CAD ドキュメントをチェックアウトする場合、システムパラメータはその CAD ドキュメントにアクティブに関連付けられている部品の番号を反映する必要があります。ドキュメントに関連付けられた部品がない場合、オーサリングアプリケーションでシステムパラメータは空になります。
PTC_WM_NUMBER
文字列型
初期値はネーミングポリシーに従って設定します。つまり、以下のようにポリシーの設定に応じて初期値を設定します。
CAD モデル名の場合、CAD ファイル名に基づいて初期値を設定します。番号にはプリファレンスに基づいた拡張子が含まれます。
初期値は CAD ファイル名から取得されます。番号にはプリファレンスに基づいた拡張子が含まれます。
3DEXPERIENCE 属性の場合、初期値は番号を定義する 3DEXPERIENCE プロパティに基づきます。
ポリシーがカスタムネーミング/番号付けに設定されている場合は、初期値はユーザー定義の自動番号付けシステムから番号を取得して生成されます。
サーバーがオフラインで (自動番号付けメカニズムを利用できないために) システムで番号を予測できない場合は、CATIA 3DEXPERIENCE のタイトルが初期値として使用されます。
このモデルの CAD ドキュメントの番号に使用する文字列に対応します。
ネーミングポリシーがカスタムパラメータを使用するように設定されている場合は、最初の保存の前に設定します。それ以外の場合、値は無視され、最初の保存時またはその後の読み込み時に設定されます。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時の設定で現在の CAD ドキュメント番号に設定します。
PTC_WM_NAME
文字列型
初期値はネーミングポリシーに従って設定します。つまり、以下のようにポリシーの設定に応じて初期値を設定します。
CAD モデル名の場合、CAD ファイル名に基づいて初期値を設定します。名前には、拡張子をそのままにするためのプリファレンスに基づき、拡張子が含まれます。
ポリシーが自動番号付けに設定されている場合は、初期値は CAD ファイル名に基づきます。名前には、拡張子をそのままにするためのプリファレンスに基づき、拡張子が含まれます。
3DEXPERIENCE 属性の場合、初期値は名前を定義する 3DEXPERIENCE プロパティに基づきます。
カスタムネーミングまたはカスタム番号付けアプリケーションの場合、初期値は CAD ファイル名に基づきます。名前には、拡張子をそのままにするためのプリファレンスに基づき、拡張子が含まれます。
サーバーがオンラインかオフラインかにかかわらず初期値を設定します。
このモデルの CAD ドキュメントの名前に使用する文字列に対応します。
ネーミングポリシーがカスタムパラメータを使用するように設定されている場合は、最初の保存の前に設定します。それ以外の場合、値は無視され、最初の保存時またはその後の読み込み時に設定されます。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時の設定で現在の CAD ドキュメント名に設定します。
PTC_WM_ORGANIZATION_ID
文字列型
初期値を以下に設定します。
予測: ワークスペースのコンテキストの組織識別子に基づき設定されます。
オフライン: ワークスペースのコンテキストの組織識別子に基づき設定されます。
CAD ドキュメントの組織識別子に対応します。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時の設定で現在の CAD ドキュメントの組織識別子に設定します。
PTC_WM_ITERATION
文字列型
サーバーがオンラインかオフラインかにかかわらず、初期値を 1 に設定して予測します。
CAD ドキュメント作業版数に対応します。
新規および既存の両方について予測します。現在の CAD ドキュメント作業版数の後の作業版数となるように、チェックアウトと同時にこの値を予測します。
PTC_WM_LIFECYCLE
文字列型
ワークスペースのコンテキストのオブジェクト初期化規則に従って初期値を設定します。これはサーバーがオンラインかオフラインかにかかわらず Yes に設定します。
オブジェクト初期化規則の詳細については、現在のネーミングおよび番号付けポリシーの識別を参照してください。
CAD ドキュメントのライフサイクルの名前に対応します。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時に現在の CAD ドキュメントライフサイクルに設定します。
PTC_WM_LIFECYCLE_STATE
文字列型
ワークスペースのコンテキストのオブジェクト初期化規則に従って初期値を設定します。デフォルトライフサイクルの初期状態を使用します。サーバーがオンラインかオフラインかにかかわらず初期値を設定します。
CAD ドキュメントのライフサイクルの状態の名前に対応します。
新しいオブジェクトの場合は保存時に予測されます。
既存のオブジェクトの場合は、チェックアウト時の設定で現在の CAD ドキュメントライフサイクルの状態に設定します。