Arbortext で作成したダイナミックドキュメントのパブリッシングの設定
このセクションでは、Arbortext Editor を使用して作成したダイナミックドキュメントのパブリッシングプロセスを設定する方法について説明します。
WVS フレームワークを使用すると、Arbortext Editor を使用して作成したダイナミックドキュメントをパブリッシングできます。これらのドキュメントのパブリッシングを設定するには、wvs.properties を使用して Arbortext Editor 用に WVS パブリッシャを設定する必要があります。その後で、ドキュメントのパブリッシングのための規則を定義して読み込みます。これらの仕様をパブリッシング規則と呼びます。
Windchill Visualization Service (WVS) は、EPMDocumet のパブリッシングを行い、Visualization 用の製品表現を作成すフレームワークを備えています。パブリッシングは、Worker を使用して実現され、Worker Agent によって管理されます。ダイナミックドキュメントはソフトタイプの EPMDocument なので、フレームワークはダイナミックドキュメントもサポートしています。
WVS は、指定したパブリッシング規則に基づいて Arbortext Publishing Engine にリクエストを送信します。これらの規則は、チェックイン時など、いつ製品表現が作成するかを指定したり、PDF や HTML などの目的の製品表現を指定したりします。製品表現が作成されると、WTDocuments を作成して、PublishedContent リンクでダイナミックドキュメントの各製品表現にリンクできます。新しい WTDocument は下流のビジネスプロセスの一部として使用できます。
Arbortext Editor 用 WVS パブリッシャの設定
Arbortext Publishing Engine が Windchill から入力ファイルをダウンロードし、その後で出力ファイルをアップロードするためには、認証ファイルが必要です。このファイルは通常、auth.properties と呼ばれます。
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<Windchill>\codebase\WEB-INF\conf ディレクトリにある wvs.properties ファイルには、auth.properties ファイルの場所を定義する以下のプロパティ設定が含まれています。このファイルの場所を変更する場合は、このプロパティを以下のように編集する必要があります。
publish.cadconvert.ARBORTEXT=com.ptc.wvs.server.publish.CadConvertARBORTEXT,
useworkerdownload=$(wt.home)$(wvs.dir.sep)auth.properties,
types=PDF HTML WEB POSTSCRIPT HTMLHELP SGML XML RTF DMP 3D,
defaulttype=PDF
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auth.properties ファイルを設定するには、次の手順に従ってください。
1. テキストエディタを使用して、auth.properties ファイルを <Windchill> ルートディレクトリ (%WT_HOME% とも呼ぶ) に作成します。
2. ユーザー名とオプションのパスワード値を含む authentication 変数を追加します。これがこのファイルの唯一のエントリです。構文は次のどちらかです。
auth=<ユーザー名>
auth=<ユーザー名>:<パスワード>
auth=<username>:<password> を使用するには、Arbortext Publishing Engine サーバーで e3config.xml 内の com.arbortext.e3.allowAuthenticationWithoutTrustedHost の値を true に設定します。
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auth=<username>:<password> はデモサーバーまたはテストサーバーでのみ使用することをお勧めします。
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3. <ユーザー名> および <パスワード> に有効な値を入力します。ユーザーは、パブリッシュする必要がある、Windchill に保存されているすべてのダイナミックドキュメント構造を読み取り、ダウンロードするために必要な権限を持っている必要があります。
4. 変更内容を保存し、auth.properties ファイルを閉じます。
5. 前述のプロパティ publish.cadconvert.ARBORTEXT には、auth.properties ファイルのデフォルトの場所 $(wt.home)$(wvs.dir.sep)auth.properties が指定されています。このファイルを別の場所に保存した場合は、必ずこのプロパティ値を編集して、更新したパスを反映させてください。この変更を行うには、xconfmanager ユーティリティを使用する必要があります。
xconfmanager -s
"publish.cadconvert.ARBORTEXT=com.ptc.wvs.server.publish.CadConvertARBORTEXT,
useworkerdownload=$(wt.home)$(wvs.dir.sep)auth.properties,
types=PDF HTML WEB POSTSCRIPT HTMLHELP SGML XML RTF DMP 3D,
defaulttype=PDF" -t <Windchill>\wvs.properties
-p
6. Windchill サーバーを再起動します。
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wvs.properties ファイルには、publish.usesPublishRules=ARBORTEXT と呼ばれる設定が含まれています。このプロパティが削除されるか、または ARBORTEXT が除去された場合、WVS は、Arbortext で作成したダイナミックドキュメントに対してパブリッシング規則を適用しません。これはお勧めできません。
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WVS はホストベース認証をサポートしています。この機能によって Worker をパスワードなしで認証できるようになり、パブリッシング操作時の認証に "実際のユーザー" を使用できるようになります。
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Arbortext で作成したダイナミックドキュメントのパブリッシング
ダイナミックドキュメントのパブリッシングは、パブリッシング規則によって制御されます。詳細については、
パブリッシング規則についてを参照してください。
