インストール
Creo Packages クライアントのインストールを開始する前に、クライアントのすべての必要条件を満たしていることを確認してください。必要条件を満たしていないと、インストールに失敗する場合があります。
Creo Packages クライアントをインストールするには、次の手順を実行します。
1. 環境変数を設定します。
◦ Java 情報がシステムパスで使用可能になっていることを確認します。PATH 環境変数に JDK bin ディレクトリの場所を追加します。これは、PATH 内でほかのバージョンの Java の場所より前に挿入します。
◦ 64 ビット環境のみ: PRO_MACHINE_TYPE 環境変数を追加して、値を x86e_win64 に設定します。
2. ドライブに Creo Packages クライアント CD を挿入し、次のいずれかの操作を実行します。
◦ 「PTC」ウィンドウが自動的に表示された場合は、「OK」をクリックします。
◦ 「PTC」ウィンドウが自動的に表示されない場合は、Creo Packages クライアント CD をブラウズし、使用言語に応じた CD_WPCCLIENT ディレクトリで setup.exe ファイルを検索します。setup.exe ファイルをダブルクリックして、「PTC」ウィンドウを開きます。PTC ウィンドウが開きます。「OK」をクリックします。
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自動実行が有効な場合は、オペレーティングシステムの言語に応じた setup.exe ファイルが自動的に実行されます。自動実行が無効な場合は、言語ごとのクライアントインストーラディレクトリで setup.exe を検索して実行する必要があります。
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3. 「インストールを開始する前に」ウィンドウが表示されます。インストーラの指示を確認します。確認後、「次へ」をクリックします。
4. 「ライセンス契約」ウィンドウで、ライセンス契約の内容を (下にスクロールして) 確認します。
a. ライセンス契約に同意する場合は、「同意する」ボタンをクリックします。「次へ」をクリックします。
b. ライセンス契約に同意しない場合は、「同意しない」ボタンをクリックします。ウィンドウが開き、「ライセンス契約を拒否しますか?」というメッセージが表示されます。
a. 「ライセンス契約」ウィンドウに戻ってライセンス契約に同意する場合は、「いいえ」ボタンを選択します。
b. ライセンス契約に同意しない場合は、「はい」ボタンを選択します。インストーラが終了し、ソフトウェアの返却に関する詳細な手順がブラウザに表示されます。
5. 「ディレクトリを指定」ウィンドウで、Creo Packages クライアントのインストールディレクトリを選択します。
a. インストーラにより、インストールディレクトリが自動的に選択されます。
b. 別の場所を選択する場合は、「別のディレクトリを指定してください」をクリックし、「ブラウズ」をクリックしてインストール先を選択します。
c. 「次へ」をクリックします。
6. 「Specify Windchill system URL」ウィンドウで、「Windchill Host URL」フィールドに Windchill サーバーの URL を入力し、「Next」をクリックします。
7. 「Specify Applications Details」ウィンドウで、「Creo」選択ボックスをクリックします。「次へ」をクリックします。
8. 「Specify Installation Directory」ウィンドウで、「Creo」を選択し、「Next」をクリックします。
9. 「JDK のインストールディレクトリを指定」ウィンドウで、次の操作を行います。
a. 「選択」をクリックして、JDK のインストールディレクトリの場所を選択します。
b. デフォルトのフォルダに戻す場合は、「デフォルトフォルダを復元」ボタンをクリックします。
c. 「次へ」をクリックします。
10. 「ベースラインフォルダのパスを指定」ウィンドウで、ベースラインフォルダのパスを選択します。ベースラインフォルダは、Windchill コモンスペース内のルートフォルダまたはそのサブフォルダです。
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• Creo Packages でエクスポートおよびインポートのベースラインを作成する際の、出力先フォルダを指定する必要があります。
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a. Windchill ProjectLink がインストールされている Windchill PDMLink システムでは、ベースラインフォルダのパスは次のような形式になります。
/<Org Name>/<Product|Library|Project>/<container name>
//<folder1>/<folder2>/>/
b. Windchill PDMLink システムでは、ベースラインフォルダのパスは次のような形式になります。
/<Org Name>/<Product|Library>/<container name>//
<folder1>/<folder2>/>/
c. 「次へ」をクリックします。
11. 「ブートストラッピングを実行するかどうかを指定」ウィンドウで、インストール手順内でブートストラップを実行するかどうかを決定します。
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• ブートストラップはクライアント設定の一部として必要ですが、インストールが完了した後でも設定できます。詳細については、 クライアントのブートストラップを参照してください。
• インストールの一部としてブートストラップを実行する場合は、インストールが正常に完了した後に、ブートストラップに関する手順が自動的に開始されます。
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ブートストラップをクライアントインストールの一部として実行する場合は、Windchill ブートストラップローダーが自動的にダウンロードされます。
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• ブートストラップの手順が失敗した場合は、手順を終了します。Creo Packages サーバーコンポーネントが正しくインストールおよび設定され、Windchill サーバーが動作していることを確認してください。
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インストーラでクライアントをブートストラップする場合は、Creo Packages サーバーコンポーネントが適切にインストールおよび設定され、Windchill サーバーが稼働している必要があります。
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a. ブートストラップの設定を、インストールの一部としてインストーラで実行する場合は、「はい」を選択します。
b. ブートストラップの設定を、インストールの一部としてインストーラで実行しない場合は、「いいえ」を選択します。
c. 「次へ」をクリックして次に進みます。
12. 「設定をレビュー」ウィンドウで、「インストールフォルダ」、「インストールセット」、「製品コンポーネント」、「製品名」、および「Windchill URL」の各属性に入力した情報を確認します。
a. 変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックします。
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この時点でキャンセルした場合、システムへの変更は行われていません。実際のインストール中にキャンセルした場合、システムに対してすでに行われた設定はいずれも元に戻せません。
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b. 「インストール」をクリックすると、インストールが開始されます。
13. インストールが完了した後、次のいずれかを実行します。
a. インストールが正常に完了した場合は、「インストール完了」ウィンドウに、Creo Packages クライアントがインストールされた場所が表示されます。
インストールのログファイルは、<クライアントのインストールディレクトリ>/installer/logs フォルダに格納されています。
▪ WPCCLIENT_PtcInstall.log
▪ WPCCLIENT_InstallLog.xml
b. インストールに失敗した場合、エラーメッセージとログファイル名が表示されます。ログファイルは、失敗の原因を特定する際に役立ちます。
c. 「完了」をクリックして、「インストール完了」ウィンドウを閉じます。
14. インストールの完了後、インストールフォルダには次の重要なディレクトリとファイルが作成されています。これらのディレクトリやファイルは、削除したり別の場所に移動したりしないでください。
ディレクトリ
◦ bin
◦ bootstrap
◦ .com
◦ .config
◦ docs
◦ dtds
◦ GWAdapter
◦ Installer
◦ lib
◦ samples
◦ stylesheets
◦ xml
ファイル
◦ wpc_preferences.txt
このファイルは、パッケージのエクスポートおよびインポートのプリファレンスとコンフリクト解決のオプションを設定するときに使用します。
wpc_preferences.txt ファイルの詳細については、
パッケージのエクスポートおよび
パッケージのインポートを参照してください。
◦ log4j.properties
Creo Packages の使用中に問題が発生した場合は、log4j.properties ファイルを更新して wpc.log ファイルを作成するように、PTC テクニカルサポートから要請される場合があります。これらのファイルは、問題解決のためのリソースとして使用されます。
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PTC テクニカルサポートから指示された場合を除き、このファイルの内容を変更する必要はありません。
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◦ ObjectTypeDefinitions.txt
このファイルでオブジェクトタイプの関係を指定できます。PTC PDS で新しいオブジェクトタイプを作成し、このオブジェクトをエクスポートする場合は、ObjectTypeDefinitions.txt ファイルを更新する必要があります。
新しいオブジェクトタイプのセカンダリコンテンツを交換する場合は、
ObjectTypeDefinitions.txt ファイルにオブジェクトタイプを追加する必要があります。このファイルを使用して、データを交換するためのセカンダリコンテンツのカテゴリを変更することもできます。
サポートされているファイルタイプとオブジェクトタイプを参照してください。
◦ cwppdm.properties
◦ samples ディレクトリ
samples ディレクトリには、mapping フォルダと recipe フォルダが含まれます。
▪ mapping フォルダには、次のサンプルマッピングテンプレートが含まれます。マッピングの詳細とサンプルのマッピングテンプレートの使用方法については、
ターゲット PLM システムのマッピングを参照してください。
▪ map.mapping.template
▪ asstored.rcp
▪ latestReleased.rcp
▪ recipe.rcp.template
▪ requiredDepsAllDrawings.rcp