エンタープライズ管理 > Windchill のエクスポートとインポート > PTC Windchill PLM Connector - Creo Packages Administrator's and User's Guide > Creo Packages > パッケージのインポート > 概要
  
概要
Creo Packages では、Creo Parametric データを含むパッケージを、次の PLM システムからインポートできます。
Windchill PDMLink
マッピングファイルを作成して、ターゲット PLM システムにインポートするオブジェクトのパッケージコンテンツをマッピングできます。
インポート操作中に、Creo Packages はコンフリクト処理と解決のインフラストラクチャを提供し、次の内容をマッピングできます。
ライフサイクル名
ライフサイクル状態
連続
フォルダ構造
インポートの後、Creo Parametric のモデルファイルと関連メタデータをターゲット PLM システムで使用できるようになります。インポートされた設計データは、ターゲット PLM システム上の新規データ、以前に共有された設計の新しい作業版数、または以前に共有された設計の新しいバージョンのいずれかになります。
* 
新しいリビジョンまたは作業版数がすでにターゲットシステムに存在する場合に、オブジェクトの以前のリビジョンや作業版数をインポートすることはできません。このような操作を実行しようとすると、次の結果になります。
以前のバージョンをインポートしようとした場合 - エラーメッセージが表示され、インポートが失敗します。
以前の作業版数をインポートしようとした場合 - オーバーライド可能コンフリクトの通知が表示されます。
* 
PTCCreo Packages を使用してリビジョンが大きい CAD ドキュメントの 1 つ目の作業版数をエクスポートおよびインポートすることを推奨していません。Creo Packages は CAD ドキュメントのコンテンツを交換し、CAD ドキュメントのバージョン履歴を管理することを主な目的としています。
CAD ドキュメントを改訂する場合に、ドキュメントのコンテンツを修正することなく、バージョン情報のみを更新するオプションがあります。CAD コンテンツはチェックアウト操作とチェックイン操作を実行することによってのみ修正できるので、追加の作業版数が作成されます。PTC は以前のリビジョンの最新の作業版数を使用することを推奨しています。これにより、ターゲットシステムとソースシステムで、同一の CAD ドキュメントのコンテンツにおいてバージョンレベルの同期が維持されます。デフォルトで、Creo Packages ではこの場合にコンフリクトが表示され、コンフリクトの管理方法を選択できます。
次のようなコンフリクトの Creo Packages プリファレンスを設定することによって、この動作を調整できます。
conflict.OVERRIDE_FIRST_ITERATION=USE_LATEST_ON_PREVIOUS
このプリファレンスが INCLUDE (デフォルト値) に設定されている場合、1 つ目の作業版数がインポートに含まれます。その場合、Creo Packages の改訂操作だけでなくインポートプロセスでも追加の作業版数が作成されてコンテンツが受け付けられます。