完全パッケージ
完全パッケージには、すべての Creo Parametric ファイル、これらのファイルに関するメタデータ、およびソース PLM システムのファイルに関連するコンテンツファイルの、完全なセットが含まれます。パッケージには、パッケージのコンテンツに関する情報を説明するマニフェストが含まれます。また、ターゲット PLM システムの受信者に向けた特別な指示が含まれる場合もあります。
使用シナリオ
完全パッケージは、次のような場合に使用されます。
• 1 回目のデータ交換。これまでにデータ交換が行われていないため、オブジェクトの完全なセットを交換する必要があります。交換されるデータは、設計データやライブラリ配布データになります。
• 以降に繰り返す必要のない、1 回のみのデータ交換。自動生成されたキャッシュデータの交換などが該当します。
• 増分パッケージや同期パッケージの交換が引き続き行われるインスタンスで、さらにデータ交換が必要な場合。
• 一部のデータがすでに交換されているインスタンスで、新しい設計やプロジェクトの交換を初めて開始する場合。
• 元のオーナーから新規オーナーへの、オブジェクトのオーナーシップ転送。オーナーシップ転送の完全パッケージは、潜在的な新規オーナーに送信されます。
潜在的な新規オーナーは、このパッケージを自分の PLM システムにインポートします。新規オーナーは、元のオーナーおよびデータを交換するほかの PLM システムに、このオブジェクトのデータを含むマスター同期パッケージを送信します。続いて、元のオーナーはマスター同期パッケージを自分の PLM システムにインポートし、データを交換するほかの PLM システムに、このオブジェクトのデータを含むマスター同期パッケージを送信します。
同期パッケージも参照してください。