不完全な依存の解決
Windchill Workgroup Manager for CATIA V5 では、以下の 2 つの方法で不完全オブジェクトに対処できます。
• その情報ページから不完全な依存を解決する。
• 「アップロード」または「チェックイン」ページから使用可能な自動解決機能を使用する。
情報ページからの不完全な依存の解決
不完全な依存は、「置換」または「プレースホルダーを追加」操作を使用して解決できます。
「置換」操作の使用
「置換」操作では、不足しているオブジェクトを Windchill データベースのオブジェクトに置き換えることによって、不完全な依存を解決できます。この操作は不完全なオブジェクトの情報ページからのみ実行できます。
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「置換」コマンドでは不完全オブジェクトを置き換えるドキュメントを選択できますが、置き換えに使用するオブジェクトが適切な依存であることは保証されません。不適切な依存で置き換えると、CATIA V5 でリンクが拒否されることがあります。
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不完全なオブジェクトを置き換えるには、次の手順に従います。
1. 不完全オブジェクトの情報ページで、操作メニューから「置換」を選択します。「置換」ページが表示されます。
2. ファイルの保存場所がアクティブなワークスペースかコモンスペースかによって、ドキュメントのファイル名をいずれかのフィールドに入力します。
「キャンセル」をクリックすると、不完全オブジェクトを置換せずに、情報ページに戻ります。
3. 「OK」をクリックして、不完全なオブジェクトを選択したドキュメントに置き換えます。
ワークスペース内の不完全なオブジェクトの親はすべて、選択したオブジェクトを反映するように更新され、不完全なオブジェクトは削除されます。
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親がCATIA V5 セッションで使用されている場合、CATIA V5 でもう一度 CAD 親アセンブリを開き、変更を確認します。不完全なオブジェクトの置換後の変更を以降も有効にするには、ドキュメントをアップロードします。
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「チェックイン」または「アップロード」ユーザーインタフェースからの不完全な依存の解決
チェックインまたはアップロードのためにオブジェクトを選択するとき、「不完全オブジェクトを自動解決」チェックボックスも使用できます。これは、依存に基づいてリストに追加するオブジェクトに不完全な依存オブジェクトが含まれている場合も同様です。
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多くの依存が必要であるため、無視することはできません。サイト管理ポリシーによって、無視を指定するオプションを禁止したり、特定のオブジェクトタイプの無視のみを許可したりできます。
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自動解決機能を選択するとき、以下のオプションを選択できます。
• 「サーバー上のオブジェクトで更新してから無視」- サーバー上で同じファイル名のオブジェクトがサーチされます。同じファイル名のオブジェクトが見つかると、そのファイルによって不完全なオブジェクトが更新されます。オブジェクトは完全な状態になったため、アップロードできます。
不完全な依存を更新するオブジェクトが見つからない場合は、その不完全なオブジェクトは無視されます (アップロードリストから除去されます)。
• 「常に無視」 - アップロードリストから不完全オブジェクトがすべて除去されます。