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CATMaterial ファイルサポート
CATMaterial (CATIA 材料仕様) は、CATIA 材料ライブラリとも呼ばれ、.CATMaterial の拡張子が付けられます。ネイティブの CATIA V5 で、「インフラストラクチャー」 > 「材料ライブラリ」の順にクリックして、ワークベンチから作成および修正できます。サポートされているイメージフォーマットは、.tif、.jpg、.bmp、.rgb、.pic、.psd、.png、.tga、.hdr、および .exr です。CATMaterial は、機械設計および電気設計で材料を適用するために使用されます。
新しく 2 種類のリンクサポートが、CATMaterial ファイルサポートに追加されました。以下は、Windchill でレポートされている新規リンクタイプです。CATIA V5 では、CATMaterial は Windchill に保存されて維持されている「イメージ」リンクを通じてイメージファイルにリンクされています。Windchill では、2 つのリンクを利用できます。
リンク
説明
材料
材料を適用するときに "ファイルにリンク" オプションを選択した場合の、CAD ドキュメントと CATMaterial 間のリンク。
イメージ
CAD ドキュメントと外部イメージファイル間のリンク。"ファイルにリンク" オプションを選択せず、テクスチャイメージファイルが存在する場合に、材料のテクスチャを表します。サポートされる 2 つのテクスチャイメージファイルをリンクする場合にも使用できます。
Windchill での CATMaterial の設定
CATMaterial とそのテクスチャイメージファイルは、Windchill で管理読み取り専用領域 (MROA) の下で管理されます。管理読み取り専用領域の詳細については、読み取り専用領域を参照してください。
Windchill に取り込まれた CATMaterial ファイルは、下流側のユーザーが単一の場所から利用できるようにする必要があります。CATMaterial ファイルとサポートされるイメージファイルのチェックインされたコピーは、設計中にユーザーが集中的に参照する場所となる、管理者のワークスペースからコピーする必要があります。この場所は、すべてのユーザーがアクセスできる場所にしてください。ユーザーは、この場所をサーバーのプリファレンスか wgmclient.ini ファイルで定義する必要があります。
1. CATMaterial を Windchill に添付およびチェックインするための、専用のワークスペースを作成します。
2. CATMaterial をワークスペースにチェックインします。
3. CATMaterial に対応するワークスペースローカルディレクトリを、ネットワークに保存します。
Windchill での CATMaterial の使用
材料を適用するとき、CATMaterial ライブラリとテクスチャイメージファイルは、ローカルワークスペースにダウンロードされずに MROA からアクセスされます。CAD ドキュメントに対して「チェックイン」または「ワークスペースに保存」を実行すると、CATMaterial とイメージファイルがリンクとしてローカルワークスペースに追加されます。
1. 次に示す wgmclient.ini ファイルのプリファレンスを使用して、CATMaterial と関連するイメージファイルを参照するネットワーク位置を定義します。
managed.read.only.area.folders=<shared workspace directory>\MATERIALS
- または -
Windchill「プリファレンス管理」ユーティリティで Managed Read Only Area Folders プリファレンスを使用します。定義する必要があるのは、CATMaterial ファイルが存在する最上位フォルダだけです。すべてのサブフォルダが自動的に含まれます。
2. ほかのフォルダの CATMaterial ネットワークディレクトリを設定します。
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ネットワーク位置に複数のサブディレクトリがある場合は、すべてのサブディレクトリをサーチする順に入力する必要があります。「Add Tree」ボタンをクリックして、すべてのサブフォルダを再帰的にサーチパスに追加します。
3. デフォルトの材料カタログパスを、共有ワークスペースディレクトリから .CATMaterial ファイルをポイントするように設定します。CATIA V5 で必須の設定ではありませんが、材料を適用するときに、Windchill で共有ディレクトリから CATMaterial ファイルにアクセスしやすくなります。設定しない場合は、CATMaterial カタログを開くたびにディレクトリを参照する必要があります。
CATMaterial ファイルの操作
CATMaterial を CAD ドキュメントに適用するには、デフォルトの材料カタログに移動して、材料を部品に適用します。
材料を挿入するには、CATMaterial ファイルへの材料リンクを使用するか、管理読み取り専用領域のサポートされるテクスチャイメージファイルへのイメージリンクを使用します。「CATIA」 > 「編集」 > 「リンク」の順にクリックすると、CATPart が共有ワークスペースから CATMaterial カタログを参照していることを確認できます。
CATMaterial ファイルへの材料リンクを使用している場合は、CATIA V5 セッションに CATPart と CATMaterial の 2 つのドキュメントがあります。
CATPart で「ワークスペースに保存」を実行すると、CATPart がワークスペースに保存され、CATMaterial とテクスチャファイルがワークスペースにリンクとして追加されます。
また、CATPart のダイナミックドキュメントページは、CATMaterial を参照としてポイントします。
CATMaterial ファイルへのイメージリンクを使用している場合は、CATIA セッションに CATPart だけがあります。
CATPart で「ワークスペースに保存」を実行すると、CATPart が参照しているテクスチャイメージファイルがワークスペースにリンクとして追加されます。また、CATPart のダイナミックドキュメントページは、CATMaterial をイメージファイルとしてポイントします。