複数のファイル同期化 Worker の設定
このセクションでは、1 台のマシンで複数の Windchill Workgroup Manager for CATIA V5 CAD Worker を設定する手順が示されています。この手順では、次の変数を使用します。
<TS_INST>
Theorem インストールフォルダ
<PVIEW_WORKING_DIR>
Theorem CADverter セットアップフォルダ
<WGM_ホーム>
Windchill Workgroup Manager インストールフォルダ
<CATIAV5>
CATIA V5 アプリケーションのインストールフォルダ
<APPDATA>
Windows アプリケーションのデータフォルダ
<RELEASE>
使用する CATIA V5 のリリース番号
複数の CATIA V5 Worker の設定
1. マシンに必要な Worker ごとに Worker マシンのエイリアスを決定します (例: catiaworker_1、catiaworker_2、catiaworker_3)。
2. Worker マシンから catia5_pv_config ユーティリティを使用して、必要な Worker に対応する数だけ同じ設定を作成し、適切な名前を付けます (例: catia5_setup1、catia5_setup2、catia5_setup3)。
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「Enable WWGM file synchronization support」チェックボックスがオンになっていることを確認します。
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3. それぞれの catia5worker.bat スクリプトを編集し、Worker モニターのコマンドラインで<TS_INST>\bin\catia5r<release>_pv.cmd の後に最初の引数として適切な -DA <エイリアス> を追加します。例:
<TS_INST>\i486_nt\obj\workermonitor" -UH -s "<TS_INST> \bin\catiaV5r23_pv.cmd" -DA catiaworker_1 -vt -r...
4. 各 Worker スクリプトを編集し、次のコマンドを追加します。たとえば、catiaworker_1 の場合、次のようにします。
set PVIEW_WORKING_DIR=D:\Theorem\cadworkers\catia5_setup1
set PTC_WF_CACHE=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm
set PTC_WF_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wf_root
set PTC_WGM_STARTUP_DIR=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\uwgm_logs
set PTC_WLD_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wld_root
set VC_LOG_DIR=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\uwgm_logs
set PTC_WGM_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wgm_root
set PTC_WGM_XML_TEMP=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\XML
set TEMP=%PVIEW_WORKING_DIR%
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PTC_WF_ROOT、PTC_WGM_STARTUP_DIR、PTC_WLD_ROOT の各変数で、既存の行の設定を除去する必要があります。
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5. 各 Worker エイリアスが適切な Worker ホスト名エイリアスに解決されるよう、Windchill サーバーを設定します。%SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts ファイルを編集し、次のようにエントリを追加します。
[worker-ip-addr] [hostname] [alias-name_1] [alias-name_2] [alias-name_3] [etc]
例:
123.456.789.1 catiaworker catiaworker_1 catiaworker_2 catiaworker_3
6. 「Worker Agent 設定ウィザード」を使用し、それぞれの Worker に対して Worker 定義を設定して、エイリアス指定された各 Worker (Worker のホスト名にはエイリアス名を使用) を、1 つのインスタンスを持つ個別の Worker として追加します。
複数のファイル同期化可能 Worker に関する Windchill Workgroup Manager の設定
1. 選択した場所に Windchill Workgroup Manager クライアントビルドをインストールします。たとえば、C:\Program Files (x86)\PTC\wgm にインストールします。
2. Windchill Workgroup Manager のさまざまな環境を実行するために、各 Worker のセットアップフォルダに以下のコンテンツを持つバッチファイルを作成します。
a. 1 つ目の Worker 設定では、バッチファイル WWGM_Setup1.bat を作成します。
set PVIEW_WORKING_DIR=D:\Theorem\cadworkers\catia5_setup1
set PTC_WGM_APP_LOCK_NAME=catiaworker1
set PTC_WF_CACHE=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wf_cache
set PTC_WF_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wf_root
set PTC_WGM_STARTUP_DIR=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\uwgm_logs
set PTC_WLD_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wld_root
set VC_LOG_DIR=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\uwgm_logs
set PTC_WGM_ROOT=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\wgm_root
set PTC_WGM_XML_TEMP=%PVIEW_WORKING_DIR%\.wgm\XML
“[WGM_HOME]\bin\uwgm_client.js”
b. 2 つ目の Worker 設定では、WWGM_Setup1.bat を 2 つ目の Worker セットアップフォルダにコピーし、先頭の 2 行を新しい場所に合わせて編集します。例:
set PVIEW_WORKING_DIR=D:\Theorem\cadworkers\catia5_setup2
set PTC_WGM_APP_LOCK_NAME=catiaworker2
c. この手順を Worker 設定ごとに繰り返します。
3. 各 Worker の CATIA V5 設定に Windchill Workgroup Manager を登録します。これで、各 Worker のセットアップフォルダに一意の PTC_WF_ROOT および PTC_WGM_ROOT コンテンツが作成されます。
CATIA V5 を 1 つ目の Worker の Windchill Workgroup Manager 設定に登録するには、次の手順に従います。
a. バッチファイル Windchill Workgroup ManagerWWGM_Setup1.bat を使用して、 を実行します。
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Windows 7 および Windows Vista の場合、管理者として実行してください。
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b. 目的の CATIA V5 のバージョンを選択し、「登録」をクリックします。
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手動で登録した場合、デフォルトの起動コマンドを使用する必要があります。
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c. 「閉じる」をクリックします。
d. サーバーを登録します。
e. Windchill Workgroup Manager クライアントを終了します。
f. 起動ユーザーの CATIA V5 環境ファイルを更新します (新規 worker 設定それぞれに対する Windchill Workgroup Manager クライアントアプリケーションの登録プロセスにより、この CATIA V5 環境ファイルがリセットされます)。
a. 共通の Windchill Workgroup Manager for CATIA V5 環境ファイルを編集し、catia5worker.bat に設定されている PTC_WF_ROOT を使用するようにします。
b. Windchill Workgroup Manager for CATIA V5 環境ファイルを開きます (デフォルトの場所は %APPDATA%\ \DassaultSystemes\CATEnv\WGM_10.0_CATIA_V5_R<リリース>.txt です)。
c. PTC_WF_ROOT の場所の参照 (例: D:\Theorem\cadworkers\catia5_setup1\.wgm\wf_root) をすべて、環境変数 %PTC_WF_ROOT% に置き換えます。
この手順を Worker 設定ごとに繰り返します。
トラブルシューティング
• Worker があるジョブ用の CATIA V5 ライセンスを取得できない場合、同じライセンスの問題によって以降のすべてのジョブが失敗します。この問題を修正するには、最初にライセンスの問題を修正する必要があります。次に、Windchill で WVS ジョブモニターにアクセスします。ライセンスの問題によって失敗したすべてのジョブをサーチして再度サブミットします。
• ログメッセージが適切にローカライズされ、WVS ジョブモニターに表示されるようにするには、Windchill サーバーと Theorem Worker クライアントマシンのロケールを同じ値に設定します。
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