コネクタノード

ワークフローテンプレートエディタは、ワークフローシーケンスを定義するためにワークフローテンプレートで使用できるコネクタノードを提供します。

コネクタノードは、次のノードを起動するための前提条件を指定することによって、アクティビティノードの実行を制御するために使用します。たとえば、AND コネクタ以降のワークフローテンプレートが実行されるためには、そのコネクタに至るすべてのアクティビティが完了する必要があります。

いずれのコネクタに対しても、条件付きルーティングを有効にできます。条件付きルーティング、イベントと定義式の定義、および自動発生の詳細については、「ルーティング」を参照してください。

コネクタに至るリンクのいずれかがループリンクである場合、コネクタノードの内部カウンタがリセットされます。この場合、AND コネクタ、END コネクタ、条件付きコネクタ、しきい値コネクタノードの完了が妨げられる可能性があります。

開始コネクタノードは、ワークフローテンプレート内の開始点を表します。各テンプレートには開始コネクタが 1 つあります。

ワークフローテンプレートエディタが開くと、開始コネクタが自動的に表示されます。このコネクタを除去したり複製したりすることはできません。

AND コネクタノード

は、先行リンクがすべて発生するまで発生しません。つまり、先行するアクティビティノードがすべて完了するのを待ってからシーケンスが続行されます。

AND コネクタは基本的に、先行アクティビティの数と等しいしきい値を持つしきい値コネクタノードです。

AND コネクタは、OR コネクタ、しきい値コネクタ、または条件付きルータに変更できます。

END ターミネータは、暗黙的に AND コネクタであるので、先行リンクがすべて完了するまで発生しません。これはユーザーに、ワークフローがハングアップしたという誤った印象を与えることがあります。この問題をトラブルシューティングするには「ワークフロープロセス管理」ユーティリティを使用します。

OR コネクタノード

は、先行リンクのいずれかが発生した場合に発生します。

OR コネクタは基本的に、1 に等しいしきい値を持つしきい値コネクタノードです。

OR コネクタが発生したときに、この時点ですでに関係のなくなった残りの先行アクティビティがまだ実行している場合があります。OR コネクタが発生したときにこれらのアクティビティを終了させるには、「発生時にオープン状態の先行アクティビティを強制終了」チェックボックスをオンにします。

OR コネクタは、AND コネクタ、しきい値コネクタ、または条件付きルータに変更できます。

しきい値コネクタノード

は、ユーザーが定義した個数の先行リンクが発生したときに発生します。

• 完了しなければならない先行アクティビティノードの個数を設定するには、「しきい値プロパティ」ウィンドウの「発生しきい値」フィールドに数値を入力します。

• 実行時に発生しきい値が 0 に設定され、開始された先行の数にリセットされる動的しきい値を設定するには、前の「リンクのプロパティ」ウィンドウで、「しきい値での操作」リストから「1 つ追加」を選択します。

必要な数のアクティビティが完了しても、この時点ですでに関係のなくなった残りの先行アクティビティが、まだ実行中の場合があります。しきい値コネクタが発生したときにこれらのアクティビティを終了させるには、「発生時にオープン状態の先行アクティビティを強制終了」チェックボックスをオンにします。

しきい値コネクタは、AND コネクタ、OR コネクタ、または条件付きルータに変更できます。

条件付きルータノード

では、自動イベントの発生定義式に基づいてユーザー定義のイベントを発生させることができます。

条件付きルータを AND コネクタや OR コネクタ、またはしきい値コネクタに変更できます。