Log4j との互換性を確保するための更新
PTC は Log4j 2.0 との互換性を確保するためにコードベースを更新しました。アップグレードされたソリューションでは、Log4j の以下の更新に注意してください。
サポートされていない API
• DynamicMBeanRenderer API は Windchill 12.0.2.0 ではサポートされなくなりました。Log4j 2.0 の互換性レポートに従い、レンダラーはサポートされません。
• setLayout API は Log4j 2.0 バージョンではサポートされていません。これは API の AppenderMonitor Mbean リストから除去されました。
• getIgnoresThrowable API は Log4j 2.0 バージョンではサポートされていません。これは API の LayoutMonitor Mbean リストから除去されました。
• PatternLayoutBeanInfo および LayoutBeanInfo API は Windchill ではサポートされていません。
• Log4j 2.0 では activateOptions API はサポートされていません。
• JConsole では、「com.ptc.logging」ヘッドの下の「LoggerInfo」に、additivity プロパティが false に設定されているロガーが表示されます。
log4j.LogR クラスの更新
• LogR.getLogger() API が更新され、org.apache.logging.log4j.Logger タイプのオブジェクトが返されるようになりました。以前は、リターンタイプは org.apache.log4j.Logger でした。
• getLoggerRepository() は Log4j 2.0 ではサポートされていないので除去されました。
この API を使用したカスタマイズコードをすべて更新する必要があります。使用法の詳細については、
「アペンダーのカスタマイズの例」を参照してください。
再帰エラー
以下のログメッセージ文字列の作成中にロガーが呼び出された場合に Log4j 2.0 エラーが発生します。
Logger.error(“Message to be shown”,myException);
myException クラスがその getMessage() でロガーを使用している場合、次のエラーが表示されます: ERROR Recursive call to appender ReconnectPrincipalsUtilLogFile。このエラーは AppenderControl.java から発生します。解決方法については、Log4j のドキュメンテーションを参照してください。
Windchill Log4j 2.0 のカスタマイズおよび使用法については、
「アペンダーのカスタマイズの例」を参照してください。Log4j 2.0 のカスタマイズについては、Log4j 2.0 のドキュメンテーションを参照してください。