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アップグレードの概要
このセクションでは、アップグレードプロセスの概要について説明します。ここでは、アップグレードの担当者に、Windchill ソリューションをアップグレードするために必要な手順の概要について説明します。
Windchill アップグレードプロセスは主に次の手順から成ります。
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「ライフサイクルテンプレート」「表示の有無」コラムの値が「非表示」に設定されていないことを確認します。これは Upgrade Manager が LoadNewData フェーズ中に失敗しないようにするためのものです。詳細については、CS369714 を参照してください。
1. ソースシステムのリリースレベルに従って、最新のクリティカルパッチセットを適用します。
2. アップグレードに必須の Windchill Diagnostic Utility (WinDU) タスクをソースシステムで実行し、報告されたすべての問題を解決します。
3. データベースと LDAP をエクスポートします。エクスポートは、同時に行う必要があります。
4. アップグレードにボルトが含まれている場合、リモートサイトとマスターサイトのボルトをソースサーバーからターゲットサーバーにコピーします。
5. ターゲットシステムをセットアップし、ターゲットシステムがすべて機能していることを確認します。
6. カスタマイズをターゲットシステムに適用します。
7. 手順 3 で取得したデータベースをインポートします。
8. Upgrade Manager を実行します。
9. 最終的なアップグレード手順を実行します。
10. アップグレードされたソリューションを検証します。
PTC は、Windchill をアップグレードするユーザーのために、すべてのオンラインリソースを「Windchill 製品のアップグレード手順の概要」に統合しました。
また、Windchill Diagnostic Utility のドキュメンテーションをここで参照できます。Windchill Diagnostic Utility のリンクをクリックして、そのページから最新のドキュメンテーションをダウンロードします。
アップグレードプロジェクトを開始する前に、Windchill ヘルプセンターにアクセスし、ターゲットリリースの Windchill 最初にお読みくださいを参照してください。アップグレードについて質問がある場合は、テクニカルサポートにお電話ください。
また、ソースシステムのテンポラリパッチについて、Web ツール内で SPR を調査して、これらが解決されているかどうか確認してください。
アップグレードの考慮事項
11.0 F000、M010、および M020 ソースサーバーの場合、ソースシステムでは null である Serviceable および ServiceKit 属性に以下のデフォルト値が割り当てられます。
serviceable = true
servicekit = false
Arbortext Content Delivery 要件に従って、これらの属性には値が割り当てられていなければならないからです。これらの属性が null に設定されていると、Arbortext Content Delivery 機能は動作しません。