接続の確立
JMX クライアントを Windchill に接続する際は、特定のサーブレットエンジン、サーバーマネージャ、またはメソッドサーバーの JVM プロセスに接続します。それぞれの接続から、一連の異なる操作を管理できます。Windchill システムの全体像を把握するには、環境下の各 JVM プロセスに接続します。
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JConsole のグラフおよび図表示機能は、接続している JVM に対してのみ適用されます。
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同じマシンで、プロセスを実行しているのと同じユーザーとして JConsole を使用すると、起動時にローカル JMX で監視可能なプロセスのリストにプロセスが表示されます。サーバーマネージャとメソッドサーバーのプロセス名は認識可能です。Tomcat サーブレットエンジンがメソッドサーバーに追加され、サーブレットエンジンプロセスはメソッドサーバープロセス内にあります。
以下のセクションでは、接続の詳細について説明しています。
サーバーマネージャ接続
サーバーマネージャ接続は、総メモリ消費量、ローカルおよびリモートサーバーコール、ヒープメモリ使用量、ライブスレッド、サーバーマネージャのログ作成オプション、電子メール通知などのハイレベル情報を提供します。
メソッドサーバーは、サーバーマネージャと比べてライフサイクルが予測できず、JMX 通信に動的に選択されたポート番号を使用しているため、サーバーマネージャはメソッドサーバーの MBeans をデフォルトでプロキシします。したがって、サーバーマネージャに接続することによって、そのメソッドサーバーも管理および監視できます。ただし、メソッドサーバーに関する詳細情報が必要な場合は、特定のメソッドサーバーに直接接続しなければなりません。
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サーバーマネージャをターゲットとしている場合、JConsole は、プロキシされた MBean が監視しているメモリなどをメソッドサーバーの JVM から取得しません。また、プロキシ配列には余分なプロセス間ホップが含まれており、パフォーマンスは若干低下し、オーバーヘッドが高くなります。
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この接続を行っている ServerManager Monitoring MBean によるサーバ―マネージャの監視を検討してください。MethodServers Monitoring MBean を使用して、サーバーマネージャからメソッドサーバーを監視できます。
ServerManager MBean の詳細については、
Windchill MBeansのセクション「ServerManager (Monitors)」を参照してください。
MethodServers MBean の詳細については、
Windchill MBeansのセクション「MethodServers (Monitors)」を参照してください。
メソッドサーバー接続
メソッドサーバー接続は、特定のメソッドサーバーのメモリ使用量、メソッドサーバーのログ作成オプション、電子メール通知など、その特定のメソッドサーバーに関する詳細を提供します。メソッドサーバー接続は、組み込み Tomcat サーブレットエンジンに関する情報も提供します (Catalina ノードを参照)。
この接続を行っている MethodContexts Monitoring MBean によるメソッドサーバーの監視を検討してください。MethodContexts MBean の詳細については、
Windchill MBeansのセクション「MethodContexts (Monitors)」を参照してください。
この接続を行っている ServletRequests MBean によるサーブレットリクエストの監視を検討してください。ServletRequests MBean の詳細については、
Windchill MBeansのセクション「ServletRequests (Monitors)」を参照してください。
リモートアクセス用のメソッドサーバーのポート番号および JMX URL の特定
JConsole が別のユーザーまたはリモートマシンで実行される場合、メソッドサーバーへの接続には完全な JMX URL の JMX ポート番号が要求されます。その他ほとんどの JMX コンソールでは、ローカル監視についても完全な JMX URL が必要です。
必要な JMX URL は、メソッドサーバーとの JMX プロキシ接続を表し、制御するサーバーマネージャの MBean から取得できます。このような MBean の ObjectNames は以下のようなパターンになっています。
com.ptc:wt.processGroup=MethodServers,methodServer=MethodServer.processId
このような MBean は、JConsole では JConsole MBean ツリーに以下のように表示されます。
com.ptc > MethodServers > MethodServer.processId
各 MBean の RemoteJmxUrl 属性によって、必要なリモート JMX 接続 URL が指定されます。