コンテキストレプリケーションパッケージインポートの実行時、送信 Zip ファイル内の "作成者" のように、オブジェクト属性用のユーザーデータが含まれる場合があります。デフォルトでは、ユーザーの識別名との完全一致が存在しない場合、ターゲットシステム上のユーザーの識別にはユーザー名が使用されます。ターゲットシステム内で一致するユーザーが見つからない場合は、解決策として、レプリケーション済みユーザーの作成が選択されることもあります。コンテキストレプリケーションパッケージインポートでユーザーが識別される方法を変更して、ユーザー名ではなく、ユーザーの電子メールアドレスを使用してターゲットシステム上のユーザーを識別することができます。また、ユーザーのその他の属性に基づくカスタムロジックを使用するように変更することもできます。

コンテキストレプリケーションパッケージインポートの実行時に作成されるレプリケーション済みユーザーは、Windchill インストールには認知されているものの、Windchill にログインしたりビジネスオブジェクトと対話したりすることはできない非アクティブなユーザーを表しています。レプリケーション済みユーザーは、アクティブ化のときに通常のユーザーになれます。アクティブ化は、"アクティブな" ユーザーの新規作成プロセスで、システムがそのユーザーと一致するレプリケーション済みユーザーエントリを見つけ、それを代わりに変換するときに、自動的に発生します。デフォルトでは、作成されるユーザーのユーザー名を使用して、アクティブ化のための一致するレプリケーション済みユーザーが識別されます。

サイトでは、アクティブ化のときのレプリケーション済みユーザーの識別方法を変更して、作成されるユーザーのユーザー名ではなく、そのユーザーの電子メールアドレスを使用して既存のレプリケーション済みユーザーを識別することができます。また、作成されるユーザーのその他の属性に基づくカスタムロジックを使用するように変更することもできます。

デフォルトでは、ユーザーの識別名との完全一致が存在しない場合、ターゲットシステム上のユーザーの識別には、送信 Zip ファイルに含まれる情報からユーザー名が使用されます。ユーザー名ではなく、ユーザーの電子メールアドレスを使用してユーザーを識別するように設定することもできます。このプリファレンスを「いいえ」に設定した場合、ユーザーの電子メールアドレスではユーザーを識別できなくなるので、電子メールアドレスによるユーザーの一致は設定できません。