インライン BLOB
INLINEBLOB は、SMALLBLOB と BLOB の機能を組み合わせたもので、データが小さい場合のパフォーマンスを高める一方で、大きなデータストレージ機能も考慮されています。INLINEBLOB として格納される属性では、2 つのコラムが使用されます。
• VARCHAR2(4000) コラム
• BLOB コラム
実行時に各オブジェクトが検証され、データが小さい場合はそのデータが VARCHAR(4000) に格納され、そうでない場合は BLOB コラムに格納されます。データが VARCHAR(4000) コラムに格納されているときは、BLOB データを読み取るためにデータストアを追加で呼び出す必要がありません。
INLINEBLOB を使用すると、ストレージの面で一定のコストが発生し (1 つではなく 2 つのコラムが使用されるため)、実行時に追加の処理が発生します。ただし、データの大部分がテーブルでインラインに格納される場合は、パフォーマンス上の利益に比べると、このコストは問題になりません。データのほとんどが 4,000 バイトの制限を超えている場合は、おそらく BLOB ストレージの方が適しています。ただし、すべてのデータが 4,000 バイトの制限を超えないことがわかっている場合は、SMALLBLOB を使用する必要があります。