カスタマイズしたファイルを処理する PTC スクリプト
PTC では、<Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリ内のファイルを管理するために swmaint.xml Ant スクリプトを用意しています。swmaint.xml スクリプトは、Windchill Services のインストール時に <Windchill>/bin ディレクトリにインストールされます。
すべての swmaint.xml スクリプトターゲットオプションのリストを取得するには、Windchill シェルで以下の Ant コマンドを入力します。
ant -f bin/swmaint.xml -projecthelp
最もよく使用されるターゲットオプションのリストを以下に示します。
• createSafeArea -- <Windchill>/wtSafeArea/siteMod、<Windchill>/wtSafeArea/ptcCurrent、および <Windchill>/wtSafeArea/ptcOrig ディレクトリを作成します。
• listSiteChanges -- siteMod ディレクトリ内のファイルをリストします。
• installSiteChanges -- <Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリのファイルを、それぞれ対応する <Windchill> インストールディレクトリにコピーします。コピー時には、siteMod ディレクトリのファイルのタイムスタンプが保持されます。
wtSafeArea/siteMod にあってもコピーされないファイルやディレクトリがいくつかあります。たとえば、以下の wtSafeArea/siteMod ディレクトリ構造内のファイルは、インストールディレクトリにコピーされません。
.xconf-backup
installer
logs
codebase/instreg
tasks/codebase
temp
vaults
wtCustom
wtSafeArea
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これらのディレクトリのほとんどには修正してはならないファイルが含まれているので、wtSafeArea/siteMod ディレクトリに入れないでください。これらのディレクトリにファイルがある場合は、ファイルがコピーされなかったことがターゲットによって報告されます。
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以下の wtSafeArea/siteMod ディレクトリ構造のファイルもインストールディレクトリにコピーされません。
bin/swmaint.xml
codebase/.xconf-target-file-hints
declarations.xconf
site.xconf
installSiteChanges ターゲットオプションの処理時に除外されたファイルとディレクトリ構造の最新のリストについては、listSiteModExclusions ターゲットオプションの出力 (以下に説明) を参照してください。
• listSiteModExclusions -- installSiteChanges ターゲットオプションの処理時に除外されたファイルとディレクトリのツリー構造パターンをリストします。
• listSiteChangesIgnored -- installSiteChanges の実行時に、<Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリ内のファイルのうち、対応する <Windchill> インストールディレクトリにコピーされないファイルをリストします。listSiteModExclusions ターゲットオプションで swmaint.xml スクリプトを実行する場合にも、このターゲットオプションが実行されます。
• MakeJar.xml -- JAR ファイルを構築し、JAR ファイルを構築するための定義ファイルのネットワークを維持するスクリプト。詳細については、
クライアント JAR ファイルの管理を参照してください。
swmaint.xml スクリプトの実行は、常に Ant コマンドから行われます。たとえば、Windchill シェルで以下の Ant コマンドを実行して、siteMod ファイルを実行可能場所にコピーします。
ant -f bin/swmaint.xml installSiteChanges