インストールおよびアップグレード > 高度な展開の検討事項 > クラスタ Windchill 環境のインストールと設定 > PTC ソリューションインストーラを使用した Windchill クラスタのインストール > Oracle または SQL Server と Windchill の設定
  
Oracle または SQL Server と Windchill の設定
以下の手順で、PTC ソリューションインストーラを使用して、Oracle または SQL Server とともにクラスタを設定します。この手順は、Windchill の新規インストールに対してのみ適用されます。
1. Windchill クラスタのホスト名を決定します。この名前は、Windchill にアクセスするための URL で使用されます。
ホスト名の決定方法の詳細については、Windchill Installation and Configuration GuideWeb サーバーおよびサーブレットエンジンの設定の入力を参照してください。
Windchill をインストールするマシン上のローカルホストファイルにエントリを作成します。このエントリで、クラスタホスト名が 127.0.0.1 に解決されるようにします。ローカルホストファイルは、以下の場所にあります。
UNIX: /etc/hosts
WindowsC:/WINNT/System32/Drivers/Etc/Hosts
たとえば、クラスタのホスト名が wc-cluster.company.com の場合は、以下の行を入力します。
127.0.0.1 wc-cluster.company.com
2. Windchill Installation and Configuration GuideWindchill ソリューションのインストールトピックの手順に従って、PTC ソリューションインストーラを使用して Windchill ソリューションをインストールします。
インストール手順のほかに、以下の手順を適用します。
インストールの「製品を選択」セグメントで、Windchill ソリューションのオプション機能を追加する場合は、「クラスタサポートを有効化」を選択します。
例:
インストールの「設定を定義」セグメントで、クラスタの情報を指定する場合は、適切なフィールドに適切な情報を挿入します。
* 
ドメイン名サービス (DNS) の問題を回避するため、「*クラスタ内の各ノードのホスト名と IP アドレス (スペース区切りリスト)」フィールドに、クラスタノードの IP アドレスも追加します。
このフィールドは、wt.properties ファイルの wt.cache.master.slaveHosts プロパティを設定するために使用されます。
インストールの「設定を定義」セグメントで、各フィールドに以下の値を設定します。
「Web サーバーの DNS 登録ホスト名」: クラスタホスト名 (wc-cluster.company.com)
* 
このフィールドは、wt.properties ファイルの wt.cache.master.slaveHosts プロパティを設定するために使用されます。
「Oracle データベースの DNS 登録ホスト名」: Oracle データベースサーバーの実際のホスト名。すべてのクラスタノードがアクセスできるホスト名を選択します。
「LDAP サーバーの DNS 登録ホスト名」: LDAP サーバーホストの実際のホスト名。すべてのクラスタノードがアクセスできるホスト名を選択します。
3. Windchill Installation and Configuration Guide「追加のディレクトリサーバーの設定」のトピックの説明に従って、メインキャッシュサーバーのリポジトリを LDAP に作成します。
インストール手順のほかに、各フィールドに以下のオプションを適用します。
「リポジトリ名」: メインクラスタサーバーのホスト名を使用します。例:
main.company.com
「リポジトリタイプ」: com.ptc.windchill
「Webject プロセッサ」: wc-cluster.company.com 用に作成されたプロセッサを使用します。詳細については、クラスタ Windchill 環境のインストールと設定のセクション「クラスタ設定における Windchill アダプタの設定 (オプション)」を参照してください。
「タスクプロセッサ」: wc-cluster.company.com 用に作成されたタスクプロセッサを使用します。詳細については、クラスタ Windchill 環境のインストールと設定のセクション「クラスタ設定における Windchill アダプタの設定 (オプション)」を参照してください。
クラスタを設定するためのインストール後のステップ
クラスタのセットアップを完了するために、次の手順を実行してください。
1. クラスタ内の専用メインノードを設定している場合、xconfmanager ユーティリティを使用して次のプロパティを設定します。
wt.cache.master.hostname=[hostnames allowed to become a master]
このコンフィギュレーションの詳細については、クラスタ Windchill 環境のインストールと設定の「専用メインノードがあるクラスタの設定」のセクションを参照してください。
2. WindchillHTTP Server、および Embedded Servlet Engine ディレクトリのファイルに加えた変更を、メインキャッシュサーバーからセカンダリキャッシュサーバーにコピーします。コピーするには、rsync またはその他の任意のツール (robocopy など) を使用できます。
rsync の詳細については、rsync の手順を参照してください。
3. Windchill をインストールするマシン上のローカルホストファイルにエントリを作成します。このエントリで、クラスタホスト名が 127.0.0.1 に解決されるようにします。ローカルホストファイルは、以下の場所にあります。
UNIX: /etc/hosts
WindowsC:/WINNT/System32/Drivers/Etc/Hosts
たとえば、クラスタのホスト名が wc-cluster.company.com の場合は、次の行を入力します。
127.0.0.1 wc-cluster.company.com
4. HTTP で RMI リクエストを適切にトンネル化します。HTTP での RMI リクエストのトンネル化の詳細については、HTTP による RMI のトンネル化の設定を参照してください。