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SQL Server Always On とともに使用する Windchill の設定
ここでは、SQL Server Always On とともに Windchill を使用するための設定ステップを説明します。
SQL Server Always On とともに使用する Windchill 新規インストール環境の設定
SQL Server Always On とともに使用する新規の Windchill インストール環境を設定するには、以下の手順に従います。
1. Microsoft 社が提供している情報 (https://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh510260(v=sql.120).aspx) に従って、SQL Server Always On を設定し、動作を確認します。
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PTC では、SQL Server Always On のフェールオーバーモードを自動と設定し、セカンダリのレプリカを同期的な可用性モードで運用して、データベースフェールオーバー直後のデータの不整合を回避することを強くお勧めします。この可用性モードによって、データの整合性は確保されますが、システム全体のパフォーマンスは低下することがあります。
2. PTC Solution Installer (PSI) を起動して SQL Server Always On のプライマリレプリカサーバーに Windchill SQL Server データベースを作成した後、「スタンドアロンの製品またはコンポーネント」製品リストから、「SQL Server Configuration」 > 「PTC Windchill データベースとインストールユーザーを作成」の順にオプションを選択します。
3. Windchill SQL Server データベースを Always On の可用性グループに追加し、可用性グループリスナーを作成します。詳細については、Microsoft 社が提供している以下のリソースを参照してください。
可用性グループの新規作成: https://msdn.microsoft.com/en-us/library/gg509103(v=sql.120).aspx
可用性グループリスナーの新規作成: https://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh213080(v=sql.120).aspx
4. PSI をもう一度起動し、プラットフォームコンポーネントのウィンドウで、「データベースソフトウェア」ドロップダウンリストの「SQL サーバーアドバンス」オプションを選択して Windchill をインストールします。
5. PSI のデータベース情報のウィンドウに、以下の情報を入力します。
PTC Windchill の SQL サーバー接続文字列
SQL Server Always On 可用性グループ接続文字列の全体を、以下のフォーマットで入力します。変数は、ご使用のシステムで妥当となる値に置き換えてください。
<可用性グループリスナー DNS 名>:<ポート番号>;DatabaseName=<Windchill データベース名>;MultiSubnetFailover=true
PTC Windchill Business Reporting の SQL サーバー接続文字列
<可用性グループリスナー DNS 名>:<ポート番号>
PTC Windchill インストールの SQL サーバーユーザー名
ステップ 2 で作成した既存の Windchill データベースに使用する SQL Server ユーザー名を入力します。
PTC Windchill インストールの SQL サーバーユーザーパスワード
ステップ 2 で作成した既存の Windchill データベースに使用する SQL Server パスワードを入力します。
SQL Server Always On とともに使用する既存の Windchill SQL Server データベースの設定
SQL Server Always On 構成で使用する既存の Windchill SQL Server データベースを設定するには、以下の手順に従います。
1. Windchill を中止します。
2. 既存の Windchill データベースをバックアップし、バックアップが有効であることを確認します。
3. Microsoft 社が提供している情報 (https://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh510260(v=sql.120).aspx) に従って、SQL Server Always On を設定し、動作を確認します。
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PTC では、SQL Server Always On のフェールオーバーモードを自動と設定し、セカンダリのレプリカを同期的な可用性モードで運用して、データベースフェールオーバー直後のデータの不整合を回避することを強くお勧めします。この可用性モードによって、データの整合性は確保されますが、システム全体のパフォーマンスは低下することがあります。
4. Windchill SQL Server データベースを Always On の可用性グループに追加し、可用性グループリスナーを作成します。
5. Windchill シェルで以下のコマンドを実行して、必要なプロパティを設定します。変数は、ご使用のシステムで妥当となる値に置き換えてください。
xconfmanager -s wt.pom.dbConnectionRetryCount=60 -t "db/db.properties"
xconfmanager -s wt.pom.jdbc.host="<Availability_Group_Listener_DNS_Name>:<Port_No>;DatabaseName=<Windchill_Database_Name>;MultiSubnetFailover=true" -t "db/db.properties"
xconfmanager -s wt.pom.jdbc.port="" -t "db/db.properties"
xconfmanager -s wt.pom.jdbc.service="" -t "db/db.properties"
xconfmanager –p
6. Windchill を起動します。
7. すべての Windchill 機能が正常に動作していることを確認します。