コンテキストについて
ユーザーが作業するコンテキストを確立することによって、さらに効率的に Windchill と対話できるようになります。プロジェクト、プログラム、製品、およびライブラリは、一意のアプリケーションコンテキストの例です。実行している Windchill ソリューションの種類とソリューションの設定方法によっては、これらのコンテキストのすべてまたは一部が表示される場合があります。たとえば、Windchill にログインしたユーザーがバイク設計プロジェクト内のフォルダに移動し、ドキュメントを作成した場合、そのドキュメントはバイク設計プロジェクトのコンテキストで管理されます。
コンテキストでは、ユーザー操作を実行するためのフレームワークが提供されます。各コンテキストでは、以下の項目を設定できます。
• デフォルトのドメインおよびフォルダを含むコンテキスト構造
• デフォルトのフォーラムトピック、参照ノートブックフォルダ、およびユーザーノートブックフォルダ (使用する場合)
• 製品、ライブラリ、プログラム、またはプロジェクトの使用可能なロール、チーム、グループを含むコンテキストの参加者
• デフォルトのアクセス制御ポリシー
• データタイプ、テンプレート、および規則
• デフォルトのライフサイクルおよびワークフローテンプレート
各アプリケーションコンテキストは、組織コンテキストの下に存在します。ユーザーが属する組織コンテキストはユーザー名が作成されるときに決定され、通常はユーザー名に関連付けられた属性です。組織とは、企業や大学などのエンティティと見なされます。ほとんどのユーザーは組織のメンバーです。同じ組織属性を持つユーザーはすべて同じ組織に属し、通常同じ組織コンテキスト内で働いています。組織コンテキストの作成時に、組織管理者が定義されます。管理者はその後、
「組織」
コンテキストを使用して、組織のユーザーのフレームワークを設定します。このフレームワークの一部として、管理者は、組織コンテキスト内で使用できる、アプリケーションコンテキスト共有チームを作成できるユーザーを決定します。
Windchill ソリューションをインストールするときに、サイトコンテキストと呼ばれる最上位レベルのコンテキストが作成されます。次に、1 つ以上の組織コンテキストが作成されます。各組織コンテキストの下で、多数のアプリケーションコンテキストが作成され、それぞれが独自のチームを持つことができます。以下の図は、1 つの組織コンテキストの一般的なコンテキスト階層を示しています。
