• オブジェクトに対するアクセス許可を変更する権限が付与されていない場合。この権限は、「アクセス許可の変更」で付与されます。

• 「アクセス許可の変更」に加えて、付与するアクセス許可も保持している必要があります。たとえば、ドキュメントをダウンロードするアクセス許可をユーザーに付与するには、オブジェクトに対して「アクセス許可の変更」と「ダウンロード」の両方のアクセス許可を保持している必要があります。

• 単一オブジェクトおよび複数オブジェクトの「アクセス」テーブルを使用して特定のアクセス許可を付与または除去する機能は、次の要素により制限される場合があります。

◦ 非表示または編集可能なアクセス許可がセキュリティプリファレンスで設定されている場合。デフォルトでは、これらのプリファレンスが設定されているので、製品またはライブラリコンテキスト内にあるオブジェクトのアクセス許可は変更できず、プロジェクト、組織、およびサイトコンテキストのアクセステーブルから、以下のアクセス許可のみを更新できるようになっています。

▪ フルコントロール (すべて)

▪ 読み取り

▪ 修正

▪ ダウンロード

▪ コンテンツの修正

▪ アクセス許可の変更

◦ アクセス権限ポリシーが有効な場合。これらの規則は管理者によって作成および管理されるので、ユーザーは変更できません。たとえば、ポリシーアクセス制御規則で「ダウンロード」アクセス許可が与えられている場合、「ダウンロード」アクセス許可は無効になります。「ダウンロード」アクセス許可が完全に拒否されており、「アクセス制御を編集」操作で「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が以前に付与されていない場合、ダウンロードとフルコントロール (すべて) の両方が無効になります。

◦ ライフサイクルテンプレートやワークフローなど、その他の手段によってアドホックアクセス許可が適用されている場合。ソースタイプは、アクセス情報ページの「アクセス規則」テーブルの「ソース」列に表示されます。

◦ アクセス許可が親のグループまたは組織に付与されている場合。親グループまたは組織に設定されたアクセス許可を変更する権限がない可能性があります。たとえば、クリス・テイラーにグループ内のメンバーシップおよびそのグループの規則に基づいて「修正」アクセス許可が付与されている場合、クリス・テイラーの「修正」アクセス許可を取り消すことはできません。このアクセス許可は、グループからのみ取り消すことができます。

◦ アクセス許可は、管理ロックによって制限されます。オブジェクトに対する管理ロックによって制限されている場合、「フルコントロール (すべて)」または「管理」以外のアクセス許可を変更することはできません。たとえば、「製品設計パッケージ」管理ロックがオブジェクトに適用され、許可されているアクセス許可が「読み取り」、「ダウンロード」、「アクセス許可の変更」の場合、「読み取り」、「ダウンロード」、「修正」、「アクセス許可の変更」、および「管理」アクセス許可を持つユーザーが、「読み取り」および「ダウンロード」アクセス許可のみを持つユーザーに付与できるのは、「アクセス許可の変更」および「管理」アクセス許可だけです (それ以外の理由によってアクセス許可が無効にされていない場合)。2 番目のユーザーに対して、「修正」アクセス許可は無効になっています。最初のユーザーが 2 番目のユーザーに「管理」アクセス許可を付与する場合、それ以外の理由で「修正」アクセス許可が無効になっていないかぎり、「修正」アクセス許可のチェックボックスがオンになり、このアクセス許可も付与することができます。2 番目のユーザーは管理ロックによって制限されなくなるからです。

◦ 参加者を表示する権限がない場合。参加者を表示できない場合、その参加者に関連付けられているアクセス許可は変更できません。

◦ アクセス許可をオブジェクトに適用できない場合。

◦ オブジェクトが別のコンテキストから共有されている場合。製品またはライブラリコンテキストから共有されるすべてのオブジェクト、およびいずれかのコンテキストから共有される部品に付与できるアクセス許可は、「読み取り」、「ダウンロード」、「アクセス許可の変更」に制限されます。

◦ 「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与されている場合。拒否 (上書不可) ポリシー規則が作成されないかぎり、「フルコントロール (すべて)」アクセス許可により、現在定義されているすべてのアクセス許可と、将来定義される可能性のあるすべてのアクセス許可が付与されます。「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与されている場合、その他のアクセス許可のチェックボックスはオフになり、使用できません。