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キュー情報の表示
「キュー管理」テーブルのバックグラウンドキュー行からキューの情報ページ アイコンをクリックすると、キューの属性とキューエントリが表示されます。別の方法として、行を選択して、右クリック操作メニューから「情報を表示」を選択することもできます。
情報ページから、キュー属性と、キューに関連付けられたすべてのキューエントリを表示できます。また、情報ページから、キュー属性の編集、キューエントリの削除とリセットも可能です。
キュー属性
以下は、キューの情報ページの「詳細」タブから表示できるキュー属性の一覧です。
キュー属性の説明
属性
説明
名前
キューの名前を表示します。キューの名前は変更できません。
タイプ
キューに指定されたタイプが表示されます。「プロセス」「スケジュール」、または「プール」です。キューのタイプは変更できません。
ステータス
キューのステータスを示します。「開始」または「停止」です。行の右クリックメニューを使用するか、キュー行を選択して「開始」 アイコンまたは「停止」 アイコンをクリックすることで、キューのステータスを変更できます。
有効
キューが使用可能か使用不可かを示します。キューの有効化と無効化を参照してください。
グループ
キューが割り当てられているグループを表示します。グループに明示的にキューが割り当てられていない場合は、「グループ」フィールドに「デフォルト」と表示されます。別のグループ名を入力して、グループの割当を変更できます。グループ名は英数文字で、グループのセットアップ時に指定します。
ポーリング間隔
キューサービスが未処理のキューエントリをチェックする頻度を指定します。すべてのキューはイベントドリブンなので、キューポーリングは安全メカニズムとしてのみ機能します。一部のポーリング間隔はソフトウェアを通じてプログラムによって設定されており、「編集」ウィンドウからポーリング間隔を編集できません。
管理者は特定のキューに設定されている既成のポーリング間隔の値を変更しないでください。ポーリング間隔を変更する必要があると思われる場合は、PTC テクニカルサポートに問い合わせてください。
エントリ総数
現在、キューに格納されているキューエントリの総数を示します。
重大/失敗エントリ
ステータスが「失敗」または「重大」であるキューエントリ数を示します。「失敗」または「重大」のステータスになっているキューの対処については、定期的なキュー保守の実行を参照してください。
待ちエントリ
実行を待っているエントリの数を示します。
失敗による再試行
失敗したキューエントリを再試行する回数を指定します。3 が妥当な回数です。
サスペンドの期間
再試行の間の時間間隔を示します。つまり、指定した再試行の回数の間においてキューがサスペンドされるまでにかかる時間を秒単位で示します。
キューにあって実行されなかったエントリは、ステータスが「準備完了」となってキューに残ります。サスペンド期間の経過後、キューエントリの処理が再開されます。
サスペンド状態の期間
サスペンド状態のキューのサスペンド終了時間を示します。キューがサスペンドされていない場合、期間は「該当せず」と表示されます。
属性値を変更するには、ページ上部にある「操作」メニューから「編集」操作を選択します。
ページ上部の「操作」メニューでは、以下の操作を使用できます。
操作
説明
開始
キューにあるエントリの実行を開始します。
この操作は、キューが使用可能でステータスが「停止」の場合にだけ使用できます。
中止
キューにあるエントリの実行を中止します。
この操作は、キューが使用可能でステータスが「開始」の場合にだけ使用できます。
有効
(「開始」操作を使用して) キューを手動で開始することができ、Windchill の次の再起動時には自動的に開始されます。
この操作は、キューが使用不可である場合にのみ使用できます。
無効
キュー内のエントリが実行されず、Windchill の次の再起動時にキューが自動的に開始されません。
この操作は、キューが使用可能である場合にのみ使用できます。
編集
「編集」ウィンドウが開きます。
キュー属性の編集を参照してください。
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キューの削除は「操作」メニューからは使用できなくなりました。
作成したキューを削除する方法は、キューの削除を参照してください。
「キューエントリ」テーブル
「キューエントリ」テーブルには、現在キューにあるエントリがすべて表示されます。テーブルのコラムに各エントリの詳細が表示されます。キュー内のエントリを管理するときは、「ステータス」コラムが貴重な情報源になります。
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同じステータスのエントリをグループ化するには、「ステータス」コラムで並べ替えます。
バックグラウンドキューの各エントリは、ステータスを持つ処理タスクに相当します。エントリのステータスは、以下のいずれかになります。
ステータス
説明
準備完了
タスクが初期状態であることを示します。実行を待っているのは、「準備完了」ステータスのエントリだけです。その処理方法はキュータイプに応じて変わります。
実行中
エントリが実行用に選択されていることを示します。エントリのステータスは「実行中」から「完了」または「失敗」のどちらかに変わります。
完了
タスクが正常に実行されたことを示します。このエントリが自動削除されない場合は、キューから「完了」エントリをパージして、キューのサイズがデータベースの容量を超えないようにします。
失敗
実行中にエラーが発生したことを示します。「失敗」状態のエントリをキューからパージして、キューのサイズがデータベースの容量を超えないようにすることができます。
再スケジュール
キューのエントリが実行され、自動的に再スケジュール化されたことを示します。
重大
エントリの実行中に予期しない問題が発生したことを示します。必要に応じて、この種の問題が発生した場合にキューが短時間サスペンドされるように設定できます。「編集」ウィンドウの「サスペンドの期間」フィールドを使用して、サスペンドの期間を指定できます。キュー属性の編集を参照してください。
キューの定期的な保守は、システムパフォーマンスにとって重要です。失敗したエントリおよび重大なエントリが累積するとキューテーブルが大きくなり、キューパフォーマンスが低下します。失敗エントリと重大エントリを定期的に確認して、失敗エントリを削除すべきか、重大エントリを削除すべきか、「準備完了」にリセットすべきかを決めます。
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デフォルトでは、完了したタスクはキューから削除されますが、wt.queue.removeCompleted プロパティの設定で残すように指定されている場合は、定期保守の際に、完了したエントリを手動で削除します。
「キューエントリ」テーブルから、キューエントリのリセットまたは削除ができます。
1 件のエントリをリセットするには、エントリ行を右クリックして、操作メニューの「リセット」を選択します。
複数のキューエントリをリセットするには、以下の手順に従います。
1. リセットするキューエントリに対応する行の先頭にあるチェックボックスをオンにして、リセットするキューエントリを選択します。
2. 「リセット」アイコン をクリックするか、右クリックして操作メニューの「リセット」を選択します。
この操作は、すでに「準備完了」ステータスに設定されているキューエントリには影響しません。
1 件のエントリを削除するには、エントリ行を右クリックして、操作メニューの「削除」を選択します。
複数のキューエントリを削除するには、以下の手順に従います。
1. リセットするキューエントリに対応する行の先頭にあるチェックボックスをオンにして、削除するキューエントリを選択します。
2. 「削除」アイコン をクリックするか、右クリックして操作メニューの「削除」を選択します。
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キューからエントリを手動で削除しないと、キューに入っているタスクがデータベースの保存容量を超えてしまう可能性があります。