作業版数のパージ
より古い作業版数のみをパージできます。以前に実行されたパージジョブによってオブジェクトの作業版数の一部がパージされていた場合、パージジョブは失敗します。
同一のオブジェクトが 2 つの同時パージジョブのターゲットとなるようなパージジョブおよび
照会を作成しないことをお勧めします。2 つのパージジョブが同一のオブジェクトを同時にパージしようとした場合、ジョブのどちらかは失敗します。その場合は、失敗したジョブを除去して再作成してください。
次のものはパージできません。
• 削除権限のないオブジェクト
• ベースラインに含まれているオブジェクト
• ERP (ESI) にパブリッシングされているオブジェクト
• プロジェクトにチェックアウトされているオブジェクト
• 最終品目コンフィギュレーションに含まれているオブジェクト
• ファミリーテーブルに含まれているオブジェクト
• プロモーション通知に関連付けられているオブジェクト
• 新規バージョンの分岐点であるオブジェクト
• CAD パラメトリック依存など、特定の参照関連を持っているオブジェクト
• サンドボックスバージョン用の PDM のチェックイン作業版数であるオブジェクト
• オブジェクトの最終作業版数
• 変更管理オブジェクトから参照されている作業版数
オーバーライド可能なコンフリクトと、そのような場合のコンフリクトメッセージの詳細については、
パージコンフリクトを参照してください。
また、作業版数のパージでは、次の点に注意してください。
• コレクション基準でパージされない作業版数の数 (デフォルトの 1 より大きい数字) を指定した場合、その数の作業版数はパージできません。たとえば、作業版数の数として 2 を指定すると、すべてのリビジョンの最新の 2 つの作業版数は削除されません。
• 削除された特定バージョンへのリンクがほかのオブジェクトにある場合、そのバージョンは削除できません。
例
オブジェクトに次の作業版数があるとします。
• A1
• A2 (ベースラインに追加)
• A3
• A4 (新規バージョン B が開始される分岐点の作業版数)
• A5 (最新)
• B1
• B2
• B3
• B4
• B5 (最新)
この例では、作業版数 A1、A3、B1、B2、B3、および B4 がパージされます。