パージパフォーマンスの改善
このセクションでは、パージパフォーマンスを改善するための推奨案を紹介します。これらの推奨案は例として示されているのみで、ご使用のアプリケーションの条件はシステム設定によって異なります。
パフォーマンス改善のためのヒント
パージ対象のオブジェクト数が少ない方が、パージのパフォーマンスが良くなります。以下のヒントは、パージジョブのオブジェクト数を減らすために役立ちます。
• コンテキストの照会を別々に作成する。
• 異なるオブジェクトタイプの照会を別々に作成する。
• フォルダの照会を別々に作成する。
オブジェクトのチャンクでのパージ
パージ管理を使用してオブジェクトをパージする方法は 2 とおりあります。
• 一度にすべてのオブジェクトをパージする - オブジェクトを必要な数だけ除去します。ただし、多数 (10,000 以上) のオブジェクトをパージする必要がある場合は、このアプローチは効率的ではありません。一度にすべてのオブジェクトをパージする方法はデフォルトのメカニズムです。
• チャンクでオブジェクトをパージする - チャンクサイズは、プリファレンス管理の「パージ、アーカイブ、復元」プリファレンスの「チャンクサイズのパージ」オプションを使用して変更できます。「チャンクサイズのパージ」を 0 より大きな値に設定するとこのオプションは有効になり、-1 に設定すると無効になります。ほとんどのパージジョブでは 1000 以上のチャンクサイズを使用することをお勧めします。
最初のオプションを使用したときに、パージ操作が失敗したり、その他の深刻なエラーが発生したりした場合は、トランザクション全体がロールバックされ、何もパージされません。2 番目のアプローチでは、元の大きなオブジェクトセットがチャンクに分割され、各チャンクが別々のトランザクションでパージされます。これらの小さなトランザクションによってパージされたデータは、パージが失敗してもロールバックされません。