Matrix Editor のバリエーション仕様テーブル
バリエーション仕様テーブルには、製品ファミリー表示枠で選択されている各バリエーション仕様のコラムがあります。各バリエーション仕様コラムには、そのコラムで説明されているバリエーション仕様やそのバリエーション仕様が属する製品モデルを示すいくつかのヘッダーがあり、バリエーションベースラインに関連付けられている場合には、そのバリエーションベースラインのコラムヘッダーも表示されます。これらのコラムヘッダーの例を以下の図に示します。
製品モデルまたはバリエーションベースラインのヘッダーが複数のバリエーション仕様コラムに適用される場合、そのヘッダーは適用されるすべてのバリエーション仕様コラムにまたがって表示されます。たとえば、バリエーションベースラインに複数のバリエーション仕様が関連付けられている場合、Matrix Editor のバリエーション仕様テーブルで、それらのバリエーション仕様コラムにまたがってそのバリエーションベースラインコラムヘッダーが表示されます。
バリエーション仕様との相互参照にはコンフィギュレーション可能構造テーブルを使用します。コンフィギュレーション可能構造にリストされている各コンフィギュレーション可能部品とコンフィギュレーション可能モジュールのセルがバリエーション仕様コラムに表示されます。モジュールバリエーションのセル内に、そのバリエーション仕様に対するモジュールバリエーションのステータスを示す以下のグリフが表示されます。
グリフ | 説明 |
<空> | その子にオプションフィルタが使用される、バリエーション仕様に含まれているコンフィギュレーション可能モジュールのセル。 |
| オプションフィルタまたは手動選択フィルタによってバリエーション仕様から除外されているコンフィギュレーション可能モジュールのセル。または、 バリエーション仕様の部品構造の除外されたブランチにあるモジュールバリエーションのセル。または、 バリエーション仕様の部品構造の除外されたブランチにある下位レベル部品または置換部品のセル。 |
| バリエーション仕様の部品構造の除外されたブランチにあるコンフィギュレーション可能モジュールのセル。 |
| オプションフィルタによってバリエーション仕様に選択されているモジュールバリエーションのセル。 |
| 手動選択フィルタによってバリエーション仕様に含められているモジュールバリエーションのセル。 |
| バリエーション仕様の部品構造の含められているブランチにある下位レベル部品のセル。 |
| サブツリーを除外する上位レベルのオプションフィルタによって除外されているモジュールバリエーションのセル。 |
Matrix Editor の部品セル情報
Matrix Editor に表示される部品の情報は、その部品のリビジョンがバリエーションベースラインに関連付けられているかどうかによって異なります。
下位レベルのコンフィギュレーション可能モジュールがバリエーション仕様でフィルタされていない場合、そのコンフィギュレーション可能モジュールの可能なすべてのオプション部品がそのバリエーション仕様に適用可能として示され、割り当てられている定義式または手動選択に基づいて、そのバリエーション仕様のこれらの部品のセルに緑色のチェックマークアイコンが表示されます。
部品のリビジョンがバリエーションベースラインに関連付けられている場合、そのリビジョンの部品情報がバリエーション仕様コラムのその部品のセルに表示されます。たとえば、部品のリビジョンステータスが表示されます。リビジョンのステータスが「アセンブリ中」に達したためにバリエーションベースラインでそのリビジョンがロックされた場合、「ロック済み」アイコン
も表示されます。このリビジョンは、バリエーションベースラインにおける部品の開発ステータスに対する部品リビジョンのステータスを示します。
部品のリビジョンがバリエーションベースラインに関連付けられている場合、バリエーション仕様コラムのその部品のセルには、現在のセッション内コンフィギュレーション仕様に基づいた部品バージョンが表示されます。
「表示」 > 「製品ファミリー」 > 「Matrix Editor」で「デフォルト属性レイアウト」プリファレンスを設定することで、属性を縦並びで表示するか横並びでコンマ区切りリストとして表示するかを設定できます。
さらに、「表示」 > 「製品ファミリー」 > 「Matrix Editor」で「デフォルトコラム幅」プリファレンスを設定することで、製品バリエーションコラムの幅を設定できます。
複数のバリエーションベースラインを使用する場合のリビジョン行の表示と更新
複数のバリエーションベースラインを使用する場合、選択したモジュールバリエーションの最新のリビジョンを個別の行に表示できます。
選択したリビジョンおよび関連付けられている部品バージョン属性は、複数のバリエーションベースラインを使用する場合のみ使用できます。製品構造ツリーに表示されているリビジョン行の部品バージョン属性は、インラインで編集できます。ただし、マトリックス領域セルで直接部品バージョン属性を編集することはできません。マトリックス領域セルでは、バリエーションベースラインメンバー属性のみを編集できます。
| • 特定のリビジョンの属性の変更を行うには、修正アクセス許可が必要です。また、編集する部品バージョンは、自動的に、または手動でチェックアウトされる必要があります。 • 製品構造ツリー内のモデル化された部品バージョン属性を編集することもできます。 • 部品バージョン属性を編集すると、製品構造ツリー内の対応するリビジョン行の複製も更新されます。 • マトリックス領域セルでは、計画属性 (「期限」と「進行状況」) を編集できません。これらの属性は部品構造ではなく計画から派生するからです。 |
マスター行セルまたはリビジョン行セルでバリエーションベースライン属性を編集することもできます。ただし、部品マスターと部品親子属性は、リビジョン行が表示されているときには表示されません。
数量、単位、参照指定子などの代用部品の詳細をインラインで編集するには、「部品管理」にある「代用部品の数量および参照指定子を有効化」プリファレンスを有効にします。
モジュールバリエーションリビジョン行を持つコンフィギュレーション可能製品構造を最初に表示するには、 > > にある「選択したリビジョンを Matrix Editor で自動的に表示」プリファレンスを有効にします。これにより、行がモジュールバリエーションマスターに子として追加されます。選択したモジュールバリエーションのリビジョンごとに 1 つの行が表示され、モジュールバリエーションの最新のバージョンを示す 1 つの追加の行が表示されます。