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データ圧縮
メタデータ圧縮オプションには、低帯域幅のネットワークを介して Windchill にアクセスするユーザーのために、Creo Parametric クライアントのアップロードとダウンロードのパフォーマンスを高める目的があります。この機能は、大規模なファミリーテーブルに関するアップロードおよびダウンロード操作のパフォーマンスを実質的に高めます。
Creo Parametric の設定
Creo Parametric では、以下のように Creo Parametric config.pro の設定 (dm_http_compression_level) によって圧縮が制御されます。
dm_http_compression_level <0 (圧縮なし) から 9 (最大限の圧縮) までの整数>
Windchill の設定
Windchill 側で、Web サーバーから提供された圧縮フィルタ (たとえば Apache1.3.x の場合は mod_gzip、Apache2.0.x の場合は mod_deflate) を有効にします。
追加の SOAP 圧縮フィルタ
さらに、既成の Windchill SOAPCompressionFilter は、モデルのコンテンツのダウンロードなど、特殊なクライアント (Creo Parametric など) の操作の HTTP レスポンスデータを圧縮するように設定されています。
データ圧縮動作を制御する次の追加のプロパティ設定は、SOAPCompressionFilter にのみ適用されます。
これらのプロパティ設定を使用するには、プロパティ設定を wt.properties ファイルに追加します。
wt.compression.threshold=<バイト単位のサイズ> - 圧縮する HTTP レスポンスのしきい値を設定します。デフォルト値 (0) は、すべてのレスポンスの圧縮の指定です。
wt.compression.off.contentEncodings=<エンコードタイプ> - 圧縮をオフにする HTTP レスポンスのエンコードタイプ (大文字と小文字は区別されます) を指定します。デフォルトのエンコードタイプは (スペースで区切られた) identity gzip deflate lws-deflate です。値をアスタリスク (*) に設定すると、すべてのエンコードタイプの圧縮はオフになります。
wt.compression.off.contentTypes=<コンテンツタイプ> - 圧縮をオフにする HTTP レスポンスのコンテンツタイプ (大文字と小文字は区別されません) を指定します。デフォルトのコンテンツタイプは (スペースで区切られた) image/jpeg image/gif application/zip です。
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データ圧縮は低速のネットワークでは利点をもたらしますが、圧縮を使用すると CPU リソースに余分な負荷がかかります。そのため、ネットワークの速度に問題がなければ、パフォーマンスを低下させる可能性があるので圧縮の使用は避けてください。
その他の検討事項
Windchill 圧縮フィルタが設定されていて、dm_http_compression_level プリファレンスが Creo Parametric config ファイル (config.pro) に設定されている場合、この設定は Creo Parametric 埋め込みブラウザとサーバー間のすべての操作にも適用されます。つまり、プリファレンスにゼロ以外の値を設定すると、Creo Parametric モデルのメタデータだけでなく、コンテンツ/UI ページも圧縮形式で送信されるので、全体のネットワークトラフィックを減らすことができます。
Creo Parametric コンフィギュレーションオプション dm_http_compression_level は、Creo Parametric を介してサーバーを登録したり、(すでに登録されている場合には) 登録済みサーバーに接続したりする前に設定する必要があります。サーバーの登録やサーバーへの接続を行った後に値を変更しても、実行中の Creo Parametric セッションには反映されません。