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サブタイピングのコマンドライン管理
旧リリースから X-20 以降のリリースに移行すると、既存の EPMDocuments のサブタイプを変更するためのコマンドラインユーティリティが提供されます。サブタイプの変更は、所定の EPMDocumentMaster のすべての作業版数に適用されます。制約の検証は各リビジョンの最新作業版数のみに行われ、それらの作業版数で制約が違反されていた場合、サブタイプは変更できません。
コマンドラインユーティリティの動作
このセクションでは、コマンドラインユーティリティの動作の概要を説明します。Windchill 10.0 へのアップグレードが終了し、アップグレードしたシステムをすべてのユーザーがアクセスできるようにする前に、このユーティリティを実行する必要があります。「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを使用して必要なサブタイプを作成し、次にこのユーティリティを使用して既存の EPMDocuments のサブタイプを変更してください。
このユーティリティには 2 つのモードがあります。
バッチモード : このモードでは、csv ファイルが処理されます。このモードを使用すると、EPMDocument の収集が一度に処理されます。新規サブタイプで EPMDocument を更新する条件が、csv ファイルに指定されます。このモードでユーティリティを使用するためのコマンドは、次のとおりです。
java wt.epm.util.SoftTypeChangeUtility <.csv ファイル名>
単一ドキュメントモード : このモードでは、単一の EPMDocument が処理されます。このモードで使用されるコマンドは次のとおりです。
java wt.epm.util.SoftTypeChangeUtility <ドキュメント CAD 名>
<新規ソフトタイプの論理 ID>[コンテキスト名]
操作の両方のモードで、指定された新規サブタイプは "CAD ドキュメント" サブタイプの子である必要があります。新規サブタイプが "CAD ドキュメント" の子ではない場合、操作は中止されます。
バッチモードにおけるコマンドラインユーティリティの動作
バッチモードで操作するには、コンマ区切りファイル (.csv) を作成します。このファイルには、以下のものを指定します。
属性の値 (authoringApplication、EPMDocumentType、EPMDocumentSubType) の組み合わせ
特定の組み合わせに属する、ドキュメントに設定されるサブタイプの内部名
EPMDocumentType および EPMDocumentSubType には、アスタリスク記号 (*) を指定できます。たとえば、パラメータ EPMDocumentSubType に "*" を指定すると、指定された authoringApplication および EPMDocumentType と一致し、任意の EPMDocumentSubType を持つすべてのドキュメントが選択されます。authoringApplication には "*" を指定できません。
EPMDocumentSubType が NULL である EPMDocuments を選択するために、EPMDocumentSubType を空にしておくことが可能です。
.csv ファイルのエントリのフォーマットは次のとおりです。
<authoringApplication><EPMDocumentType><EPMDocumentSubType><新規ソフトタイプの論理 ID>
各エントリフィールドの説明を以下に示します。
authoringApplication - 特定のオーサリングアプリケーション
EPMDocumentType - 特定の EPM_ドキュメントタイプまたは "*"
EPMDocumentSubType - 特定の EPM_ドキュメントサブタイプ、"*"、または空の文字列
新規サブタイプ - 割り当てられる新規サブタイプの固有の論理 ID
これらのパラメータに必要な値が指定されていない場合、操作は停止します。
* 
<WT_ホーム>\src\wt\epm フォルダの EPMDocSubTypeRB.rbInfo および EPMDocumentTypeRB.rbInfo は、すべての doc タイプおよびサブタイプに関する完全な情報を提供します。
.csv ファイルのエントリは、一度に 1 行ずつ処理されます。最初に作成したエントリが最初に処理されます。後続エントリが同じ EPMDocument を選択している場合、そのサブタイプは、処理中の行に指定されているサブタイプに再度変更されます。
実行時に、サブタイプの変更は、選択した EPMDocument のすべての作業版数に適用されます。制約の検証は、選択した EPMDocument の各リビジョンにおける最新作業版数のみに行われ、それらの作業版数で制約が違反されていた場合、サブタイプは変更できません。
単一ドキュメントモードにおけるコマンドラインユーティリティの動作
単一ドキュメントモードでは、一度に 1 つの EPMdocument を更新します。EPMdocument ごとに、コマンドラインエントリを次のように指定します。
<ドキュメント CAD 名><新規サブタイプの論理 ID>[コンテキスト名]
* 
"コンテキスト名" はオプションであり、プロジェクトコンテキストの EPMDocument を変更する場合のみ必要となります。コンテキスト名を指定しない場合、指定された EPMDocument は "製品" または "ライブラリ" に属すると見なされます。
実行時に、サブタイプの変更は、所定の EPMDocumentMaster のすべての作業版数に適用されます。制約の検証は各リビジョンの最新作業版数のみに行われ、それらの作業版数で制約が違反されていた場合、サブタイプは変更できません。