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通知リストの表示
通知リストは、ドメインおよび祖先ドメインの通知規則から生成されます。このリストは、ドメイン内の特定のオブジェクトに特定のイベントが発生したときにユーザー通知を開始する基本的な仕組みです。「通知リストを表示」ウィンドウには、指定したオブジェクトタイプとイベントの通知リストが表示されます。
通知リストを表示するには、「ポリシー管理」ウィンドウの「ドメイン」枠でドメイン名をクリックし、「通知規則」タブを選択します。「サーチ結果」テーブルで、「通知リストを表示」アイコン をクリックします。「通知リストを表示」ウィンドウが開きます。
「通知リストを表示」ウィンドウには、以下のサーチプロパティが用意されています。
フィールド
説明
ドメイン
「通知リストを表示」アイコン をクリックしたときに「通知規則」タブに表示されるドメインは、「通知リストを表示」ウィンドウに表示されるドメインです。
コンテキスト
ドメインのコンテキスト。
タイプ
インデックシングリストを表示するオブジェクトタイプを選択します。選択するには、「検索」 をクリックして「タイプを検索」ウィンドウを開きます。
イベント
通知を開始するイベントを選択します。テキストフィールドにイベント名の先頭部分を入力すると、イベントリストの選択内容が絞り込まれます。
タイプとイベントを選択した後、「サーチ」をクリックします。
通知リストが「サーチ結果」テーブルに表示され、以下のコラムで情報が提供されます。
コラム
説明
名前
通知リストの適用対象になるユーザー、グループ、または組織。
識別名
参加者に関連付けられている一意のディレクトリ名。この名前は、参加者名とディレクトリの場所を表すディレクトリ属性からなります。
サービス
参加者情報の取得元である LDAP データベース。
一般ステータス
参加者のステータスを示すアイコンが表示されます。詳細については、参加者のステータスを参照してください。
オブジェクトタイプインジケータ
「オブジェクトタイプ」アイコンを表示します。
* 
コラムヘッダを右クリックし、コラムを選択解除および非表示にしてビューを修正すると、必要な情報のみを表示できます。
以下のコラムはデフォルトでは表示されませんが、テーブルビューに追加できます。
コラム
説明
説明
参加者がグループまたは組織である場合に、その説明が表示されます。
組織
参加者がメンバーになっている組織。
ステータス
「一般ステータス」コラムと同じ情報が表示されますが、アイコンのかわりにテキストが使用されています。
コラムをサーチ対象として結果を絞り込むには、「テーブルをフィルタ」を使用します。
通知リストは、オブジェクトタイプを基準としていて、オブジェクトが属するドメイン、イベント、オブジェクトタイプに適用されるすべての規則を組み合わせて作成されます。たとえば、Document オブジェクトの作成イベント用の通知リストは、所定のドメイン内のすべての Document に適用されます。この通知リストは、オブジェクトが同じドメインに属する場合でも、WTPart オブジェクトの新規作成用の通知リストとは異なります。
この定義を正確に行うには、オブジェクトタイプにいつ規則を適用し、どのように規則を組み合わせるかを記述する必要があります。
通知規則は、オブジェクトのタイプまたは祖先タイプの 1 つを指すときに、所定のオブジェクトに適用されます。たとえば、IncidentReport が WTObject のソフトタイプである場合、WTObject タイプに適用される規則は、IncidentReport タイプにも適用されます。
ドメインが階層的であるほかに、オブジェクトタイプとイベントタイプも階層的であるため、特定のイベントがオブジェクトに適用されると、複数セットの参加者が通知を受けることがあります。
たとえば、以下の規則の組み合わせについて考えてみます。
ドメイン
コンテキスト
タイプ
イベント
参加者
/Publications
Demo 組織
IncidentReport
作成
サポート
/Publications
Demo 組織
WTObject
すべて
Amanda.Smith
/
サイト
WTObject
作成
マーケティング、エンジニア
以上の規則の組み合わせにより、「/Publications」ドメインで作成された IncidentReports に以下の通知リストのエントリが作成されます。
ドメイン
コンテキスト
タイプ
イベント
参加者
/Publications
Demo 組織
IncidentReport
作成
マーケティング、エンジニア、サポート、Amanda.Smith
このエントリリストが示しているように、/Publications ドメインでインシデントレポートが作成されると、ユーザー Amanda Smith とマーケティング、エンジニア、およびサポートグループの全メンバーに通知されます。この結果は、通知規則を次のように適用して得られます。
最初の規則によって、/Publications ドメインでインシデントレポートが作成されると、サポートグループのメンバーに通知されます。
2 番目の規則によって、ユーザー Amanda.Smith は、/Publications ドメインで WTObject に発生するすべてのイベントについて通知されます。
IncidentReport オブジェクトタイプは WTObject のサブタイプで、その規則を継承するため、Amanda Smith も通知リストエントリに含められます。
3 番目の規則によって、WTObject がルートドメインに作成されると、マーケティンググループとエンジニアグループのメンバーに通知されます。
IncidentReport オブジェクトタイプは WTObject のサブタイプで、/Publications はルートドメインの子孫です。規則はドメイン階層とオブジェクトタイプ階層の両方で継承されるため、マーケティンググループとエンジニアグループは通知リストエントリに含められます。
ドメインの通知規則が定義されると、単一の通知リストが、イベントタイプ、ターゲットオブジェクトタイプ、およびターゲットオブジェクトドメインが同じであるすべてのイベントに共有されます。オブジェクトにイベントが発生すると、オブジェクトに関連付けられている通知リストが読み込まれて、適切な参加者が通知を受けます。パフォーマンス上の理由から、既存の通知リストはキャッシュに格納されます。