インデックシングリストの表示
作成されるインデックシング規則は、ドメインに対するインデックシングポリシーを構成します。ドメインとその親ドメインに対する規則セットから取り出されるインデックシングリストは、Windchill がドメインポリシーに使用するメカニズムです。「インデックシングリストを表示」ウィンドウには、指定したオブジェクトタイプおよびライフサイクル状態のインデックシングリストが表示されます。
インデックシングリストを表示するには、
「ポリシー管理」ウィンドウの
「ドメイン」枠でドメイン名をクリックし、
「インデックシング規則」タブを選択します。
「サーチ結果」テーブルで、「インデックシングリストを表示」アイコン
をクリックします。
「インデックシングリストを表示」ウィンドウが開きます。
「インデックシングリストを表示」ウィンドウには、以下のサーチプロパティが用意されています。
フィールド | 説明 |
ドメイン | 「インデックシングリストを表示」アイコン をクリックしたときに 「インデックシング規則」タブに表示されるドメインは、 「インデックシングリストを表示」ウィンドウに表示されるドメインです。 |
コンテキスト | ドメインのコンテキストが表示されます。 |
タイプ | インデックシングリストを表示するオブジェクトタイプを選択します。選択するには、「検索」 をクリックして 「タイプを検索」ウィンドウを開きます。 |
状態 | オブジェクトタイプのライフサイクル状態を選択します。 |
タイプと状態を選択した後、「サーチ」をクリックします。
「サーチ結果」テーブルには、オブジェクトをインデックシングする対象となるコレクションが表示されます。表示される結果の数が多い場合は、「テーブルをフィルタ」を使用して「コレクション」列をサーチします。
| 複数の「インデックシングリストを表示」ウィンドウを開いておくと、さまざまなオブジェクトタイプおよびライフサイクル状態のリストを比較できます。 |
インデックシングリストは、オブジェクトタイプ、ライフサイクル状態、ドメインごとに生成されます。オブジェクトは、それが属するドメイン、タイプ、およびライフサイクル状態のインデックシングリストに関連付けられます。たとえば、指定の状態およびドメインに含まれるすべての WTPart オブジェクトは、同じインデックシングリストに関連付けられます。WTPart オブジェクトのインデックシングリストは、同じ状態で同じドメインに属するその他のタイプのオブジェクト (WTDocument オブジェクトなど) に関連付けられたリストとは異なります。
個々のオブジェクトのインデックシングリストは、そのオブジェクトに適用されるすべての規則を 1 つにまとめたものです。これらの規則はオブジェクトのタイプ、ライフサイクル状態、そのオブジェクトが属するドメインに基づいています。
特定のタイプに規則が適用されるのは、インデックシング規則内でそのタイプまたはそのいずれかの祖先タイプが参照されている場合です。たとえば、IncidentReport がタイプ WTObject のサブタイプである場合、WTObject に適用される規則は IncidentReport にも適用されます。さらに、規則は祖先ドメインから継承されます。
前述のように、このタイプおよびドメインの階層では、特定のイベントが発生したときに複数のコレクションを更新しなければならない場合があります。以下の例について考えてみます。
| ドメイン | コンテキスト | タイプ | 状態 | コレクション |
規則 1: | / | サイト | IncidentReport | すべて | Current、Assignments |
規則 2: | /Publications | Demo 組織 | WTObject | すべて | 割当 |
規則 2: | /Publications | Demo 組織 | IncidentReport | すべて | CustomerX |
以上の規則の組み合わせにより、「/Publications」に以下の IncidentReport のインデックスリストのエントリが作成されます。
ドメイン | コンテキスト | タイプ | 状態 | コレクション |
/Publications | Demo 組織 | IncidentReport | すべて | Current、Assignments、CustomerX |
このリストのエントリで指定するように、インシデントレポートオブジェクトのライフサイクル状態に関係なく、Demo 組織コンテキストにある「/Publications」ドメインに関連付けられたインシデントレポートを作成または修正するたびに、Current、Assignments、および CustomerX コレクションを更新する必要があります。
ドメインのインデックシング規則を定義すると、規則を作成したドメイン、タイプおよび状態の組み合わせと一致するすべてのオブジェクトでインデックシングリストが共有されます。
このインデックシングリストとオブジェクト間の関係は、保持されます。