参加者キャッシュからのエントリの自動除去
次のプロパティを wt.properties ファイルに追加して、自動的に参加者キャッシュエントリを除去できます。
• wt.principal.cache.timeToLive プロパティは、任意の参加者キャッシュエントリがキャッシュ内で有効である期間を定義します。プロパティ値を秒単位で指定します。プロパティ値を設定しない場合、または 0 や負数に設定した場合、キャッシュエントリは自動的にキャッシュから除去されません。初期状態では、このプロパティは設定されていません。
• wt.principal.cache.timeToLiveRandomizer プロパティは、大量のエントリが同時に期限切れになることがないように、各キャッシュエントリのタイムスタンプにランダムな時間を追加します。プロパティ値を秒単位で指定します。特に設定しない場合、このプロパティのデフォルト値は 600 秒 (10 分) です。このプロパティを 0 または負数に設定すると、各キャッシュエントリのタイムスタンプにランダムな値は追加されません。初期状態では、このプロパティは設定されていません。
たとえば、有効期間を 3600 秒、ランダムな時間を 100 秒に設定するには、Windchill シェルから以下のコマンドを入力します。
xconfmanager -s wt.principal.cache.timeToLive=3600
-s wt.principal.cache.timeToLiveRandomizer=100
-t <Windchill>/codebase/wt.properties -p
ここで、<Windchill> は、Windchill のインストールディレクトリです。
有効な値を指定すると、タイムスタンプに追加されるランダムな時間は、1 秒~プロパティ値の範囲で変化します。たとえば、このプロパティ値が 600 秒 (10 分) の場合、エントリがキャッシュに追加される際、キャッシュエントリのタイムスタンプに 1 秒~ 10 分の範囲内の値が追加されます。