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Windchill パッケージの送信と受信
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複数のプロジェクトの複数のユーザーがいる場合、組織レベルの /Private ドメインで必要なアクセス制御リスト (ACL) を作成して、これらすべてのユーザーが (「送信用にパッケージを Zip で圧縮」操作を使用して) 送信用にパッケージの ZIP ファイルを作成できるようにすることをお勧めします。このようにすることで、ACL が組織内のすべてのプロジェクトに適用されます。代わりにプロジェクトレベルの /Private ドメインで ACL を作成した場合、特定のプロジェクトのユーザーだけが送信用にパッケージの ZIP を作成できます。
多くの製品の業務目標にはコラボレーションが必要となります。一般的には、コラボレーションは同じ場所で作業するチーム内や、単一の Windchill 内で作業するユーザー間で行われますが、外部のコラボレーションパートナーからの支援が必要となる場合もあります。
Windchill には、さまざまなコラボレーションツールが用意されています。Windchill PDMLinkWindchill ProjectLink をインストールしている場合は、オブジェクトを特定のプロジェクトで共有して、Windchill システムへのアクセスが許可されているコラボレーションパートナーに対して、オブジェクトへのアクセス手段を提供できます。Windchill システムに対する権限をコラボレーションパートナーに付与しない場合、または制限付きで権限を付与する場合は、Windchill パッケージを使用して必要なコラボレーション機能を提供できます。
Windchill におけるパッケージは、受信者に送信する関連オブジェクトのコレクションを表し、送信側の Windchill インスタンスの外部で使用することが意図されています。外部のコラボレーション要件を満たすため、Windchill ではコンフィギュレーション可能な送信オプションをサポートしています。Windchill では、2 種類のフォーマットでパッケージ送信を作成できます。
パートナーが Windchill を使用せずにコンテンツファイルを表示できるフォーマット
独自に Windchill をインストールしているパートナーが、システム間でデータをインポートできるフォーマット
これらのフォーマットは、さまざまな方法で受信者に送信できます。受信者が送信者側の Windchill システムにアクセスできる場合は、データをプロジェクトで共有して、送信へのリンクを電子メールで通知します。Windchill の外部で送信する場合は、電子メールの添付資料による送信、外部のアクセス可能なダウンロードサイトへの手動によるファイルの転送、または物理媒体へのファイルのダウンロードが可能です。さまざまな送信媒体の選択肢に加え、Windchill パッケージにはオフラインビューアの使用や、マニフェストファイルの使用/不使用のオプションを指定できます。Windchill Aerospace & Defense モジュールがインストールされている場合、政府契約に関連付けられた追加属性を持つ CDRL パッケージまたは SDRL パッケージを作成できます。詳細については、CDRL および SDRL についておよび Windchill Aerospace and Defense を参照してください。
外部パートナーとのコラボレーションで使用する以外にも、Windchill パッケージを使用して、製品設計データを社内の Windchill サイト間で複製することもできます。この場合は、レプリケーションパッケージと呼ばれる別のパッケージタイプを使用できます。レプリケーションパッケージは、製品コンテキストまたはライブラリコンテキスト内の製品設計データを収集します。レプリケーションパッケージ内のデータは、続いて社内の別のシステムに複製されます。社内用途で必要と見なされるメタデータの詳細レベルは、ターゲットシステムに維持されます。
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すべての Windchill パッケージタイプのインポート可能なフォーマットと、これらをインポートする機能は、Windchill PDMLink のみでサポートされます。
製品コンテキストまたはライブラリコンテキストのどちらかのオブジェクトだけが含まれている場合、製品コンテキストまたはライブラリコンテキストでパッケージとその送信物を作成することをお勧めします。
参加するコラボレーションのタイプや役割に応じて、さまざまなプロセスフローのいずれかを使用することもできます。これらのフローについては、パッケージ: 送信者側およびパッケージ: 受信側を参照してください。