基本操作 > Windchill オブジェクトの操作 > 部品 > 部品の修正 > 部品の共通属性の編集
  
部品の共通属性の編集
部品の共通属性は、部品のすべてのバージョン (すべてのリビジョンとその作業版数) に適用されます。すべての部品バージョンの共通属性を修正するには、「共通属性を編集」操作を使用します。
部品の共通属性を編集するには、以下の手順に従います。
1. 部品の情報ページに表示される「操作」メニューで「共通属性を編集」を選択します。「共通属性を編集」ウィンドウが表示されます。
2. 必要に応じて共通属性を修正します。部品タイプおよびプリファレンス設定に応じて、以下のフィールドが表示されます。
* 
共通属性を編集するときは、チェックアウトは必要ありません。いずれの属性も必須であり、値が割り当てられます。
フィールド
説明
名前
部品の識別名。一意でなくても構いません。
番号
部品の一意な識別番号。システム内で部品を作成すると、標準の部品番号ジェネレータにより、この属性が自動的に設定されます。CAD ワークグループマネージャでチェックイン操作を実行して部品を作成する際、識別番号を CAD データから取り込むこともできます。
組織 ID
対象部品に関連付けられている、グローバルに一意の組織識別子。サイトのプリファレンス設定によっては、このフィールドが表示されない場合があります。Windchill Aerospace & Defense がインストールされている場合、この属性の表示名は「CAGE コード」になります。
* 
組織 ID または CAGE コードを表示するには、「組織を公開」プリファレンスが「はい」に設定されている必要があります。
デフォルト追跡区分
製造した部品のコピーをシリアル番号で追跡するか、ロット番号で追跡するかを指定します。次のオプションを使用できます。
「ロット」- 対象部品の個々の製造コピーをロット番号で管理します。同じロット内のすべての部品は同時に製造されているので、同一であると見なされます。
「ロット/シリアル番号」- 対象部品の個々の製造コピーをロット番号とシリアル番号で管理します。同じロット内のすべてのインスタンスは同時に製造されているので、同一であると見なされます。ただし、ロット番号での追跡とは異なり、個別のシリアル番号がロット番号だけでなく、部品にも割り当てられます。
「シリアル番号」- 対象部品の個々の製造コピーをシリアル場号で管理します。
「トレースなし」- 対象部品の個々の製造コピーを追跡しません。
デフォルト単位
アセンブリ内の部品の数量を表す測定単位を指定します。「個」「必要分」に加え、体積、長さ、重さを表すヤード/ポンド法またはメートル法の単位を使用できます。
最終品目
製造して顧客に納品される、製品構造の最上位アセンブリ部品。「最終品目」属性は「はい」または「いいえ」に設定されます。
エフェクティビティ適用を停止
この属性を「はい」に設定すると、部品構造適用によって指定されたエフェクティビティの適用はこの部品で停止します。つまり、バージョンを問わず、この部品やその子にはエフェクティビティが割り当てられません。
* 
「エフェクティビティ適用を停止」属性を表示するには、「兄弟適用を有効」プリファレンスを「はい」に設定します。
ファントム
この属性を「はい」に設定した場合、物理的に組み立てて保管されるのではなく、製造プロセスを支援するために作成される部品を表します。Windchill MPMLink がインストールされている場合のみ使用できます。
収集部品
この属性を「はい」に設定した場合、実際に製造されるのではなく、CAD 設計のために作成される部品を表します。収集部品はファントム CAD 部品とも呼ばれ、製品構造レポートには表示されません。これらの部品の子は、この属性が「いいえ」に設定されている次レベルのアセンブリに渡されます。
3. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
この操作を表示するには、修正アクセス許可またはアイデンティティの修正アクセス許可が必要です。修正アクセス許可がある場合、名前や最終品目などの属性を変更できます。アイデンティティの修正アクセス許可がある場合は、組織識別子や番号などの属性を変更できます。
部品構造枠で「共通属性を編集」操作を使用できる部品属性は、インラインで編集できます。インライン編集を実行するには、修正アクセス許可が必要です。詳細については、部品構造枠についてを参照してください。現在のアクセス許可は、オブジェクトに対する「アクセス制御を編集」操作を使用して確認できます。詳細については、既存のオブジェクトのアクセス制御の編集および部品の共通属性の編集に必要なアクセス許可を参照してください。