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「オカレンス」タブ
Windchill のオカレンスとは、部品構造内の部品の、ある名前付き使用についての情報を格納するデータベースオブジェクトです。オカレンスの名前は参照指定子と呼ばれます。たとえば、自動車の最上位アセンブリはタイヤを 4 本持つ必要があります。自動車アセンブリで "タイヤ" という部品を使用するごとに、T1、T2、T3、T4 のように参照指定子を割り当てて、自動車アセンブリ画像内での各タイヤ画像の幾何的位置のような独自情報を記録することができます。
部品情報ページの「構造」タブで部品の各オカレンスを確認できます。構造枠でアセンブリ部品をハイライト表示して、「オカレンス」タブを選択します。アセンブリで使用されている全部品の各オカレンスが 1 行に表示されます。
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各部品の親子関係は、数量に等しい数のオカレンスを持つ可能性があります。ただし、オカレンスが作成されるのは、参照指定子のようなオカレンス固有の情報が追加されたときだけです。
たとえば、部品はアセンブリで 6 回使用される可能性がありますが、オカレンス固有の情報を持つのはそのうち 3 回だけとします。オカレンスタブには、名前付きのオカレンスごとに 1 つずつ、3 行のみ表示されます。
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オカレンスは、ツールバーにある「表示」操作セットで「表示」 > 「オカレンスを表示」を選択すると、左側にある部品構造枠にも表示されます。「表示」操作セットについては、「表示」操作セット - 部品を参照してください。
以下のテーブルは、「オカレンス」タブのデフォルトテーブルビューに表示される部品属性について説明しています。すべての部品属性の詳細は、部品の属性を参照してください。
属性
説明
番号
部品の一意な識別番号。システム内で部品を作成すると、標準の部品番号ジェネレータにより、この属性が自動的に設定されます。
名前
部品の識別名。一意でなくても構いません。
参照指定子
製品構造内で同じ部品が複数の場所で使用される場合、それらを識別するための英数字コード。
場所
オカレンスの場所を示す数値。「点」フィールドと「角度」フィールドの X、Y、Z の値を指定します。これらの値は逆に「場所」フィールドにコピーされます。さらに、「点」フィールドと「角度」フィールドの値を更新または除去した場合、「場所」フィールドでそれらの値が更新または除去されます。X、Y、Z 点と X、Y、Z 角度の測定単位は、指定した測定システムによって決まります。
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このフィールドは「配置のオカレンスへの貼り付けを許可」プリファレンスが有効な場合にのみ使用できます。
「オカレンス」タブで使用可能な編集操作の詳細については、オカレンスタブでの編集を参照してください。