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プラットフォーム設計のビジュアル化
コンフィギュレーション可能製品の配置アーキテクチャを定義してロケータとモジュールバリエーションの座標系との間のマッピングを定義した後で、部品構造ブラウザ内の「Visualization」タブで、設定済みの製品の動的に配置された製品表現を確認できます。設定済み製品バリエーションを表示する際には、製品バリエーションを正確に構築および配置できるようにするため、オプションフィルタを適用して配置アーキテクチャのコンフィギュレーション可能ノードごとに製品構造を 1 つのモジュールバリエーションに削減する必要があります。このように設定することで、設定済みの製品を正しく配置して視覚化でき、CAD システムで開くこともできます。
ただし、全仕様対応の構造 (各コンフィギュレーション可能モジュールに複数のモジュールバリエーションが残っている) でも視覚化可能なシナリオがあります。このセクションでは、オプションフィルタを適用した後で複数の親または子を使用可能な場合に、子モジュールバリエーションの位置を解決するいくつかのシナリオについて説明します。
複数のモジュールバリエーションがある親の場合の子の位置の解決
オプションフィルタまたはアーキテクチャのいずれかが完全に定義されていないシナリオでは、設定済みの構造内の 1 つのコンフィギュレーション可能モジュールに複数のモジュールバリエーションが含まれることがあります。この場合、複数の子モジュールバリエーションが残っているコンフィギュレーション可能モジュールとのインタフェースを持つ子モジュールバリエーションの位置を解決する際に、Windchill はデフォルトの親モジュールバリエーションを指定および識別するためのメカニズムを提供します。デフォルトのモジュールバリエーションを指定するには、オカレンスリンクに "整数" タイプの属性を作成し、「アーキテクチャの配置でモジュールバリエーションの優先度を決定するオカレンスの属性名」プリファレンスでこの属性を参照します。インタフェースが複数の親を返した場合、この属性の整数値が最小である親が選択されて、結果の子の位置が解決されます。
このプリファレンスは、製品、組織、サイト、プロジェクト、およびライブラリレベルの「Visualization」 > 「ダイナミック構造」ノードにあります。
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このプリファレンスは、プラットフォーム構造に配置されているコンフィギュレーション可能製品のみに適用されます。
ただし、いずれの親モジュールバリエーションにもオカレンスリンクの属性値を指定していない場合や、子の位置を解決するために選択された、整数値が最小であるデフォルトの親に複数の座標系がある場合、その親は解決できないという警告メッセージが表示されます。このような場合、親を基準にして子の位置を解決できないので、子はデフォルトの位置に残ります。
同じコンフィギュレーション可能な子の複数のバリエーションの場所の解決
親の「オプションフィルタ」で子を指定していないことが理由で、複数の子モジュールバリエーションそれぞれに 1 つの座標系があるインタフェースの場合、定義されている配置アーキテクチャに基づいて、すべての子モジュールバリエーションが親に沿って正しく配置されます。
複数の子があり、そのいずれかに複数の座標系がある場合、1 つの座標系を持つ子モジュールバリエーションの位置は正しく解決されます。ただし、複数の座標系を持つ子モジュールバリエーションはファントムとしてマークされ、これはモジュールバリエーションの外観が視覚的に変化することを意味します。