コンフィギュレーション可能モジュールとバリエーションでの改訂の使用
製品バリエーションは、バリエーション仕様によって取り込まれた、コンフィギュレーション可能製品構造の特定のコンフィギュレーションを表します。このセクションでは、バリエーション仕様またはバリエーションが改訂された場合にこれらの関連付けがどのように管理されるかについて、さらに検討します。
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• これらの役割 (コンフィギュレーション可能モジュールまたはバリエーション部品) は、任意の順序で改訂することも、1 つの変更通知の一部として改訂することもできます。
• 「コピー」または「複製」操作を使用した後、コンフィギュレーション可能モジュールとバリエーションの間の関連付けは結果の新規コピーにコピーされません。
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ジェネリック部品 (コンフィギュレーション可能モジュール) とバリエーションの間のリンクの適用を制御するには、wt.properties ファイルで以下のプロパティを設定できます。
• wt.generic.variantLinkBehaviorOnRevise (文字列プロパティ)
• com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link (ブールプロパティ)
コンフィギュレーション可能モジュールの改訂
デフォルトの設定では、コンフィギュレーション可能モジュールが改訂された場合、新しいリビジョンはコンフィギュレーション可能モジュールの前のリビジョンと同じバリエーションに関連付けられます。
オプションのコンフィギュレーションでは、コンフィギュレーション可能モジュールが改訂されたときに、バリエーションの最新リビジョンのみがコンフィギュレーション可能モジュールの新規リビジョンに引き継がれます。たとえば、コンフィギュレーション可能モジュールのリビジョン A には、リビジョン A と B があるバリエーションが 1 つあるとします。このコンフィギュレーション可能モジュールがリビジョン B に改訂された場合、そのバリエーションの最新リビジョンであるリビジョン B のみに関連付けられます。
このコンフィギュレーションはプロパティ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link によって制御されます。このプロパティが設定されていないか false に設定されている場合、デフォルトの動作になります。このプロパティが true に設定されている場合、オプションの動作になります。
このプロパティはバリエーションを改訂するときにも使用されます。詳細については、以下の「バリエーションの改訂」のセクションを参照してください。
バリエーションの改訂
バリエーションを改訂する場合、結果は 2 つの別個のコンフィギュレーション設定の影響を受けます。一方の設定は関連付けを新規リビジョンに移動するか、コピーするか、または引き継がないかどうかを制御し、もう一方の設定は関連付けを最新リビジョンにのみ移動またはコピーするかどうかを制御します。コンフィギュレーション可能モジュールへの関連付けのコピー、移動、または無視の処理を制御するプロパティが最初に評価された後、その処理を最新のみに制限するプロパティが評価されます。
wt.properties ファイル内のプロパティ wt.generic.variantLinkBehaviorOnRevise を以下のいずれかの値を使用して設定できます。
• copy: この値が指定されているかこのプロパティが設定されていない場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンと同じコンフィギュレーション可能モジュールに関連付けられ、先行リビジョンはその関連付けを維持します。
◦ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link が false に設定されているかこのプロパティが定義されていない場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンと同じコンフィギュレーション可能モジュールのすべてのリビジョンに関連付けられ、先行リビジョンはその関連付けを維持します。
◦ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link が try に設定されている場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンに関連付けられているコンフィギュレーション可能モジュールのリビジョンのうちの最新リビジョンのみに関連付けられ、先行リビジョンはその関連付けを維持します。
• move: この値が指定されている場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンと同じコンフィギュレーション可能モジュールに関連付けられますが、先行リビジョンはこれらの関連付けを維持しません。
◦ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link が false に設定されているかこのプロパティが定義されていない場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンと同じコンフィギュレーション可能モジュールのすべてのリビジョンに関連付けられ、先行リビジョンはその関連付けを維持しません。
◦ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link が try に設定されている場合、バリエーションの新規リビジョンはその先行リビジョンに関連付けられているコンフィギュレーション可能モジュールのリビジョンのうちの最新リビジョンのみに関連付けられ、先行リビジョンはその関連付けを維持しません。
• nocopy: この値が指定されている場合、バリエーションの新規リビジョンはコンフィギュレーション可能モジュールに関連付けられません。nocopy が使用されている場合、プロパティ com.ptc.wpcfg.variants.move.latest.revision.link は適用されません。