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標準と代替のオプションフィルタ
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フィルタモデルの設定はアドバンス機能であり、別個のライセンス資格が必要です。
割り当てられた定義式によってコンフィギュレーション可能製品構造をフィルタする場合、会社は次のいずれかの既成のフィルタ方法を選択できます。
標準フィルタ - (デフォルト) 割り当てられた定義式の評価結果が FALSE でない場合に、すべてのコンフィギュレーション可能モジュールを表示します。定義式が未定義の場合、その定義式は TRUE として評価されます。
代替フィルタ - 割り当てられた定義式の評価結果が TRUE でない場合に、すべてのコンフィギュレーション可能モジュールをフィルタによって除外します。定義式が未定義の場合、その定義式は FALSE として評価されます。
たとえば、オプション COLORRedGreenBlue の選択肢があり、モジュールバリエーションの親子リンクに基本定義式 "Red/Blue" を割り当てているとします。
オプションフィルタで Red を選択した場合、この定義式の評価結果は TRUE になります。
オプションフィルタで Green を選択した場合、この定義式の評価結果は FALSE になります。
オプション COLOR の選択を行わなかった場合、この定義式の評価結果は Undefined になります。
既成の標準フィルタ方法と代替フィルタ方法では、評価結果が Undefined となったときの定義式の処理方法が異なります。ユーザーがオプションフィルタで選択肢の選択を行わなかったオプションに属する選択肢が割り当てられた定義式に含まれている場合、その割り当てられた定義式は Undefined になります。
割り当てられた定義式の評価では短絡方法が使用されます。
TRUE OR X => TRUE (定義式で OR 演算子が使用され、1 つ以上の選択が割当と一致している場合、その定義式全体が TRUE として評価されます)。
FALSE AND X => FALSE (定義式で AND 演算子が使用され、1 つ以上の選択が割当と一致していない場合、その定義式全体が FALSE として評価されます)。
ここで、X は TRUE、FALSE、または Undefined です。
標準フィルタと代替フィルタの使用例
次のようなオプションと選択肢を持つオプションセットがあるとします。
Color
Red
Blue
Green
Size
Small
Medium
Large
部品に定義式 Blue AND Medium が割り当てられているとします。
次のようなシナリオについて考えます。
オプションフィルタで BlueMedium を選択した場合、割り当てられた定義式の評価結果は TRUE になります。
標準フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されません。
代替フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されません。
オプションフィルタで RedSmall またはそのいずれかを選択した場合、割り当てられた定義式の評価結果は FALSE になります。
標準フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されます。
代替フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されます。
Color=Blue を選択して Size の選択を行わないか、Size=Medium を選択して色の選択を行わなかった場合、割り当てられた定義式を評価することはできず、Undefined と見なされます。
標準フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されません。
代替フィルタを使用 - 部品はフィルタによって除外されます。
フィルタ方法の選択
フィルタ方法を選択するには、次の場所にあるツールバーのドロップダウンリストから「標準」または「代替」を選択します。
「フィルタを編集」ウィンドウの「オプションフィルタ」タブ
オプションセットがプレビューされている「プレビュー」ウィンドウ
「設定」ウィンドウの「フィルタを設定」ステップ