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Windchill 9.1 から Windchill 10.0 以降へのオブジェクトのマイグレート
Windchill 9.1 から 10.0 にシステムを移行すると、Windchill 10.0 で OptionSet オブジェクトとして NavigationFilterTemplate を使用可能になります。ナビゲーションフィルタテンプレートは、それぞれのターゲットコンテキストで使用できるように、ソースシステムからターゲットシステムにマイグレートされます。Windchill 10.0 より前のリリースでは、ナビゲーションフィルタテンプレートは組織/サイトコンテキストレベルでのみ定義できます。Windchill 10.0 では、これらは製品/ライブラリコンテキストでのみ定義および更新できます。
ナビゲーションフィルタテンプレートはターゲットシステムの組織/サイトコンテキストにマイグレートされ、製品、ライブラリ、組織、サイトコンテキストにも登録されます。ターゲットシステムへのマイグレート後、製品構造のフィルタにオプションセットを "そのまま" 使用できます。ただし、Windchill 10.0 の新機能を利用し、マイグレートされたオプションセットを編集可能にするには、管理者はこれらのオプションセットを共有の製品/ライブラリコンテキスト、またはこれらのオプションセットが使用される特定のコンテキストに移動する必要があります。
オプションとバリエーションのデータマイグレーションプロセスは以下の 2 つのステップから成ります。
1. 10.0 への Windchill 標準アップグレードを実行します。これにより、9.1 のフィルタテンプレートとオプションが 10.0 のオブジェクトにマイグレートされます。マイグレートされたオブジェクトはマイグレーション前と同じコンテキスト (組織またはサイト) に入ります。
2. マイグレートされたオブジェクトを検索して適切なコンテキストに移動します。マイグレートされたオブジェクトを製品およびライブラリに移動するには 2 つの方法があります。
オブジェクトを手動で移動 - 製品またはライブラリへのマイグレートされたオブジェクトの手動による移動を参照してください。
オブジェクトを自動で移動 - WinDU および WinRU を使用したオブジェクトの移動を参照してください。
3. 製品またはライブラリにオプションマネージャの役割を追加します。
4. 製品またはライブラリにユーザーまたはグループを追加します。
マイグレートされたオブジェクトの適切なコンテキストへの移動
アップグレードが実行された後、サイト管理者または組織管理者は、マイグレートされたオプションセット (以前のナビゲーションフィルタテンプレート) を適切なコンテキストに移動できます。オプションセットを複数の製品で使用する場合、複数の製品へのアクセス権を持つ共有のライブラリコンテキストまたは製品コンテキストを作成し、そのコンテキスト内にこれらのオプションを移動してください。
オブジェクトを適切なコンテキストに移動した後、前にナビゲーションフィルタテンプレート作成者グループのメンバーであったユーザーには、製品マネージャまたはライブラリマネージャによって、それぞれの製品またはライブラリのコンテキスト内で、適切なオプションマネージャの役割が割り当てられている必要があります。
管理者向け注記
このユーティリティを使用する際に管理者が理解しておく必要があるいくつかの重要事項があります。
管理者は、オブジェクトの移動先として適切な製品/ライブラリコンテキストを指定する必要があります。
オプションとバリエーションオブジェクトが格納されるこれらのコンテキストと管理者のアクセス制御リストを設定する必要があります。
管理者はデータマイグレーションのシナリオのタイプを考慮する必要があります。