次の代替リビジョンラベルの指定
オブジェクトを改訂すると、デフォルトでは、シリーズの次のリビジョンが自動的に選択されます。
ファイルベースまたは状態ベースのバージョン管理を使用するオブジェクトについて、デフォルト以外の後続リビジョンラベルを指定するには、該当するリビジョンラベルの値タグの内側に以下のタグを追加します。
<revTo>alternate_revision_label</revTo>
alternate_revision_label は、シリーズで後に発生するリビジョンラベルです。
オブジェクトを改訂すると、シリーズ内の次のリビジョンラベルの代わりに、指定した次の代替リビジョンラベルが使用されます。たとえば、以下のスキームが定義されているとします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<scheme>
<series name = "name1">
<seed name = "seed_name1">
<value>P1</value>
<value>P2</value>
<value>P3</value>
<value>P4</value>
<value>P5</value>
</seed>
</series>
</scheme>
現在、リビジョン P2 であるオブジェクトの次のリビジョンラベルとして、(P3 ではなく) P4 が使用されるようにするには、上記のスキームを以下のように修正します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<scheme>
<series name = "name1">
<seed name = "seed_name1">
<value>P1</value>
<value>P2
<revTo>P4</revTo>
</value>
<value>P3</value>
<value>P4</value>
<value>P5</value>
</seed>
</series>
</scheme>
修正したスキームをロードすると、このスキームを使用するオブジェクトのうち、現在リビジョン P2 であるすべてのオブジェクトの後続リビジョンが P4 になります。
オブジェクトを改訂するとき、ユーザーが後続リビジョンラベルを指定できるようにするには、「プリファレンス管理」ユーティリティの「改訂」カテゴリに表示される「改訂のオーバーライドを許可」プリファレンスを変更します。
次のリビジョンラベルをユーザーがオーバーライドできるように設定されている場合、ファイルベースまたは状態ベースのリビジョンスキームを修正して、選択可能な代替リビジョンラベルのリストを指定できます。
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リビジョンラベルのオーバーライドが許可されていて、代わりの後続リビジョンラベルを指定しない場合は、使用しているシリーズのうち、次の 10 個のリビジョンラベルからいずれかを選択できます。代わりの後続リビジョンラベルの指定は、ファイルベースまたは状態ベースのバージョン管理スキームでのみ可能で、指定したラベルの選択を制限します。
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代替リビジョンラベルのリストを指定するには、複数のネストした revTo タグを追加して、連続を修正する必要があります。たとえば、P2 の次の代替リビジョンラベルとして P4 と P5 を両方指定するには、以下を使用します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<scheme>
<series name = "name1">
<seed name = "seed_name1">
<value>P1</value>
<value>P2
<revTo>P4</revTo>
<revTo>P5</revTo>
</value>
<value>P3</value>
<value>P4</value>
<value>P5</value>
</seed>
</series>
</scheme>
任意のリビジョンラベルに対して指定した最大 10 個の代替リビジョンラベルが、ユーザーがオブジェクトのリビジョンラベルを選択するインタフェースにリスト表示されます。