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トランザクション履歴の削除
長期的には、システムに保持されているトランザクション履歴が増え、煩雑になります。Windchill ESI では、将来のパブリッシングアクティビティでパブリッシングするオブジェクトを特定するときにトランザクション履歴が必要なので、実際のデータをシステムから削除することはできません。代わりに、履歴に削除済みのマークを付けて、エンドユーザーには非表示にし、レポートに表示しないようにすることができます。
Windchill Integration for MES は、データ交換に ISA-95 B2MML を使用します。この規格では、独自のトランザクションモデルが定義されています。この統合により、1 つの ESI トランザクションが多数の B2MML トランザクションにマッピングされます。1 つの ESI トランザクションのメッセージが多数の B2MML トランザクションに変換された後、それらのすべてのメッセージが圧縮され、送信チャネルを介して送信されます。
B2MML では、以下のトランザクションモデルがサポートされています。
Sr. No.
モデル
リクエストバーブ
応答バーブ
注記
1
プル
GET
SHOW
データのリクエスト。
2
プッシュ
PROCESS
ACKNOWLEDGE
通常は追加リクエスト。
"プロセス" という単語の意味は "処理" と定義されています。多くの場合、PROCESS バーブはデータ追加コマンドと同等です。通常、受信エンティティはデータを受信した結果としてさらに操作を行います。
CHANGE
RESPOND
CANCEL
該当なし
通常は削除リクエスト。オプションで、ConfirmBOD 応答メッセージをリクエストできます。
* 
キャンセルリクエストは、送信者がデータを必要としなくなったことを示します。CANCEL はデータのオーナーから送信されるわけではないため、データが必ずしも削除されるとは限りません。
3
パブリッシング
SYNC‑ADD
該当なし
オプションで、ConfirmBOD 応答メッセージをリクエストできます。
SYNC‑CHANGE
該当なし
オプションで、ConfirmBOD 応答メッセージをリクエストできます。
SYNC‑DELETE
該当なし
オプションで、ConfirmBOD 応答メッセージをリクエストできます。
B2MML トランザクションでは、データ交換に "パブリッシング" モデルが使用されます。
各 B2MML メッセージには ESITransaction および ESIRelease オブジェクトに関する情報があります。Windchill Integration for MES はこれを使用して、Windchill ESI トランザクションとメッセージを相関処理できます。
Windchill
B2MML
オブジェクト
属性
オブジェクト
属性
ESIRelease
番号
ApplicationArea\Sender
LogicalID
ESITransaction
番号
ApplicationArea\Sender
ComponentID
PrimaryBusinessObject
Ufid
ApplicationArea\Sender
ReferenceID
CreatedBy
ApplicationArea\Signature
ID
CreatedDate
ApplicationArea
CreationDateTime
ApplicationArea\Sender
ConfirmationCode
ロケール
ApplicationArea\UserArea\ValueString
languageLocaleID
宛先
ApplicationArea\Receiver
LogicalID
com_infoengine_user
ApplicationArea\Sender
AuthorizationID
ESI トランザクションの B2MML トランザクションメッセージおよび ZIP パッケージは、以下のメッセージで構成されています。
データ交換のための B2MML トランザクション
リクエストバーブ
コメント
B2MML TXN シーケンス
ファイル名のフォーマット
SyncMaterialInformation
SYNC ADD
01
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_MaterialInformation_01.xml
SYNC CHANGE
02
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_MaterialInformation_02.xml
SYNC‑DELETE
Windchill では、パブリッシングしたオブジェクトの削除はできません。
03
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_MaterialInformation_03.xml
SyncProductInformation
SYNC ADD
16
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProductInformation_16.xml
SYNC CHANGE
17
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProductInformation_17.xml
SYNC‑DELETE
Windchill では、パブリッシングしたオブジェクトの削除はできません。
18
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProductInformation_18.xml
SyncEquipmentInformation
SYNC ADD
04
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_EquipmentInformation_04.xml
SYNC CHANGE
05
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_EquipmentInformation_05.xml
SYNC‑DELETE
Windchill では、パブリッシングしたオブジェクトの削除はできません。
06
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_EquipmentInformation_06.xml
SyncPersonnelInformation
SYNC ADD
07
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PersonnelInformation_07.xml
SYNC CHANGE
08
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PersonnelInformation_08.xml
SYNC‑DELETE
Windchill では、パブリッシングしたオブジェクトの削除はできません。
09
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PersonnelInformation_09.xml
SyncProcessSegmentInformation
SYNC ADD
13
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProcessSegmentInformation_13.xml
SYNC CHANGE
14
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProcessSegmentInformation_14.xml
SYNC‑DELETE
15
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_ProcessSegmentInformation_15.xml
SyncPhysicalAsset
SYNC ADD
PfMD には非対応
10
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PhysicalAsset_10.xml
SYNC CHANGE
PfMD には非対応
11
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PhysicalAsset_11.xml
SYNC‑DELETE
PfMD には非対応
12
B2MML_<OrgContainerName>_<ESI Txn Numbe>_PhysicalAsset_12.xml