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アドバンスモードのサーチ
「サーチモード」プリファレンスを「アドバンス」に設定した場合、キーワードサーチの動作が変わります。
Solr 照会構文をキーワードサーチの文字列で使用できます。
キーワードはデフォルトで OR 演算子を使用して結合されます。
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アドバンスモードでキーワードサーチを行う場合、Solr 照会がそのまま実行されます。Windchill ではサーチ文字列や結果に対して前処理は適用されません。
Solr スキーマは高度にカスタマイズ可能なので、アドバンスモードを使用する前に、サイトに実装されているフィールド名、スコアの基準、照会のパーサーの構文について十分に理解しておいてください。
たとえば、Windchill で次のオブジェクトを作成するとします。
Wheel
Shaft
Wheel and Shaft Assembly
wheel shaft でキーワードサーチを実行します。「サーチモード」「単純」に設定されているか「アドバンス」に設定されているかによって結果は異なります。
単純
アドバンス
Wheel and Shaft Assembly
Wheel
Shaft
Wheel and Shaft Assembly
「単純」モードの場合、キーワードは AND によって結合されます。結果には "wheel" と "shaft" の両方が含まれます。
「アドバンス」モードの場合、キーワードは OR によって結合されます。結果には "wheel"、"shaft"、またはその両方が含まれます。
今度は wheel NOT shaft でキーワードサーチを実行します。
単純
アドバンス
Wheel
「単純」モードでは、Windchill によって "wheel"、"not"、"shaft" の 3 つの文字列すべてが含まれるオブジェクトがサーチされます。オブジェクトは 1 つも返りません。
「アドバンス」モードでは、Solr によって NOT がブール演算子であることが認識され、"wheel" という単語を含むが "shaft" は含まないオブジェクトがサーチされます。
以下の表に、アドバンスサーチモード時に「キーワード」フィールドに入力できる便利な Solr コマンドを示します。詳細については、Lucene 照会パーサーのリファレンスを参照してください。
機能と演算子
説明と例
フレーズサーチ:
" "
フレーズを二重引用符で囲むことで、そのフレーズと完全に一致するものをサーチします。
キーワード: "main shaft"
'main shaft' というフレーズそのものが含まれるすべてのオブジェクトが返されます。
main shaft 0123
Specifications for Main Shaft
類似の単語を含むオブジェクトや単語の順序が異なるオブジェクトは除外されます。
Main Central Shaft
Shaft 890 Main
1 文字ワイルドカード:
?
疑問符の位置に任意の 1 文字を持つオブジェクトが返されます。
キーワード: spec_?12?
次の文字列を含むオブジェクトが返されます。
spec_B125
spec_512C
spec_#12d
複数文字ワイルドカード:
*
アスタリスクの位置に 0 個以上の文字を持つオブジェクトが返されます。
キーワード: *sig*
次の文字列を含むオブジェクトが返されます。
design
designer
signal
あいまいサーチ:
~
完全一致のオブジェクトおよび完全には一致しないが類似するオブジェクトが返されます。
デフォルトでは、一致しない文字は 2 つまで許可されます。
キーワード: lever~
次の文字列を含むオブジェクトが返されます。
clever
lower
seven
letter
元の文字列と 3 つ以上の文字が一致しないオブジェクトは除外されます。
closer
flower
litter
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サーチの "あいまい度" を変更するため、一致しない文字の数の上限を指定できます。たとえば、lever~1 では、一致しない文字の数の上限は 1 です。この結果、サーチで "clever" は返されますが、"clover" は返されません。
ブール演算子:
AND または &&
OR または ||
NOT または !
サーチ文字列間にブール演算子を入力します。
キーワード: wheel && shaft
キーワード: wheel AND shaft
両方の文字列を含む結果が返されます。
Wheel Shaft Assembly
shaft_wheel.prt
キーワード: wheel || shaft
キーワード: wheel OR shaft
1 つ以上の文字列を含む結果が返されます。
Wheel Shaft Assembly
shaft_wheel.prt
022_Shaft
Wheel Dimensions
キーワード: wheel ! shaft
キーワード: wheel NOT shaft
1 つ目の文字列は含むが 2 つ目の文字列は含まない結果が返されます。
022_Shaft
Wheel Dimensions
必須演算子と禁止演算子:
+
返されるオブジェクトに、プラス記号の後ろの文字列が存在する必要があります。返されるオブジェクトに、マイナス記号の後ろの文字列が存在してはなりません。
キーワード: +bearing roller
'bearing' を含み、オプションで 'roller' を含むオブジェクトが返されます。
Roller Bearing Sizes
Bearing Ball Supplier
キーワード: +bearing -roller
'bearing' を含むが 'roller' は含まないオブジェクトが返されます。
Bearing Ball Supplier
フィールド名サーチ:
<フィールド>:<照会>
フィールド名に続けて、コロンと照会を入力します。
キーワード: name:wheel
「名前」属性フィールドに 'wheel' が含まれているすべてのオブジェクトが返されます。
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フィールド名サーチとその他の照会演算子を組み合わせることができます。ただし、複数の文字列でサーチする場合、括弧を使用するか、各文字列にフィールド名を含める必要があります。
たとえば、「名前」フィールドに 'wheel' が含まれているが 'shaft' は含まれていないオブジェクトをサーチするには、次のいずれかのフォーマットを使用します。
キーワード: name:(wheel NOT shaft) Keyword: name:wheel NOT name:shaft
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フィールドを指定する際には、Solr 名を使用します。詳細については、下記を参照してください。
範囲サーチ:
<フィールド>:[<基準> TO <基準>]
<フィールド>:{<基準> TO <基準>}
フィールド名に続けてコロンを入力し、数値、日付、または非数値の範囲を入力します。値は角括弧 ([]) または波括弧 ({}) で囲み、TO 演算子で結合する必要があります。
角括弧 ([]) で囲んだ場合はその範囲の値を持つオブジェクトが返され、波括弧 ({}) で囲んだ場合はその範囲の値を持つオブジェクトが除外されます。
キーワード: number:[10000 TO 10200]
10000 から 10200 (範囲の上限と下限を含む) の数値を持つすべてのオブジェクトを返します。
キーワード: number:{10000 TO 10200}
10000 から 10200 の範囲に含まれる (範囲の上限と下限を除く) すべてのオブジェクトを返します。
キーワード: createTimestamp:[2015-10-04T00:00:00Z TO 2015-10-20T00:00:00Z]
2015 年 10 月 4 日から 2015 年 10 月 20 日の間に作成されたすべてのオブジェクトが返されます。
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フィールドを指定する際には、Solr 名を使用します。詳細については、下記を参照してください。
近似サーチ:
"<サーチ文字列>"~<数値>
両方の文字列の間隔が一定の距離内にある値を含むオブジェクトが返されます。
キーワード: "camshaft chain"~4
'camshaft' と 'chain' の間の文字列が 4 つ以下である値を含むオブジェクトが返されます。
Camshaft and chain
Camshaft parts including chain
'camshaft' と 'chain' の間の文字列が 5 つ以上である値を含むオブジェクトは除外されます。
Camshaft 56 78x Project-ZX Multi Chain
言語固有のキーワードサーチ:
keyword_<言語コード>:<キーワード>
アドバンスサーチコマンドの結果が指定した言語で返されます。
キーワード: keyword_zh:p1
中国語で "p1" のキーワードサーチを開始します。
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システムデフォルトは、英語を表す「keyword_en」です。システムデフォルトを変更して別の言語でアドバンスサーチコマンドを受け入れるようにするには、言語のカスタマイズを参照してください。
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サーチにフィールド名を組み込む場合、Solr ダッシュボードを使用して適切なフィールド ID を見つけてください。
以下を含む照会を実行します。
「q」フィールドに任意のキーワードを入力します。
すべてのフィールドが表示されるようにするため、「fl」フィールドにアスタリスク (*) ワイルドカードを入力します。
「wt」オプションメニューから「xml」を選択します。
各結果に属性フィールドの名前が表示されます。