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ログ作成の管理
Info*Engine は、すべてのログメッセージを生成するために、Apache の log4j パッケージ (Info*Engine でバンドルされた) を使用します。
ロギングを管理するには、以下を熟知している必要があります。
log4j パッケージに関する一般的な情報。
log4j の概要については、以下の URL のホームページを参照してください。
http://logging.apache.org/log4j/2.x/manual/
ログレベルの設定に関する一般的な情報、ログファイルの操作、すべての Windchill 製品のログファイルの表示および電子メール送信。詳細については、Windchill ログの管理を参照してください。
Info*Engine のログ作成に使用される Logger
定義済みの Windchill ロガーについては、以下のファイルを参照してください。
<Windchill>/codebase/loggers.html
Info*Engine サーバーは以下の Logger を使用します。
com.infoengine.log.audit
com.infoengine.log.debug
com.infoengine.log.error
com.infoengine.log.info (情報用)
com.infoengine.log.stat (統計用)
com.infoengine.log.transaction
これらの Logger 名は、以前定義した Info*Engine のログレベルを模倣します。レガシーログレベルのそれぞれに対して表示されていたログメッセージは、対応する log4j の Logger に対して表示されるようになりました。これらのロガーはレガシーのログ作成を置換するので、各ロガーは必然的にオンかオフのいずれかになります。エラーの Logger はエラーのログレベルについてのメッセージを表示します。デバッグの Logger はデバッグのログレベルについてのメッセージを表示します。残りすべての Logger は INFO ログレベルについてのメッセージを表示します。
このような構成であるため、親 Logger (com.infoengine.log と呼ばれる) のログレベルを INFO に設定することによって、すべての標準 Info*Engine 情報ログを有効にできます。この操作によって、デバッグ Logger を除くすべての Logger を有効にできます。すべての Info*Engine ログを有効にするには、以下のいずれかの操作を行います。
com.infoengine.log を DEBUG または ALL に設定する。
ログレベルを別々に設定することによって、それぞれの Logger を個別に制御する。
デフォルトでは、エラーログ作成のみが有効です。
Info*Engine ログファイルの場所および各 Logger のログレベルを、以下のプロパティファイル (格納場所: <Windchill>/codebase/WEB-INF directory) に設定できます。
log4jMethodServer.properties
このファイルは、1 つ以上の Windchill ソリューションがインストールされている場合に、すべての Info*Engine サーバーメッセージを含む Windchill メソッドサーバーに関係するログディレクトリを制御します。Tomcat はメソッドサーバーに組み込まれているため、サーブレットエンジンと Info*Engine サービスとのやり取りに関連する Info*Engine のログメッセージも、log4jMethodServer.properties の設定を使用して把握されます。これらのメッセージは JSP の処理と通信に関連しています。
ログファイルのデフォルトの場所は、<Windchill>/logs ディレクトリ内です。
Info*Engine は、各 Info*Engine コンポーネントに対する Logger の設定を保持します。ただし、プロセス内ゲートウェイとアダプタのログメッセージは、ゲートウェイまたはアダプタがプロセス内で動作しているサーバーの設定に従って記録されます。