規格オペレーションの操作
製造業では特定のオペレーションが頻繁に実行されます。製造エンジニアの作業を軽減するため、そのような頻繁に実行されるオペレーションのライブラリが作成されています。業界で頻繁に使用されるオペレーションのライブラリに含まれているオペレーションを規格オペレーションと呼びます。規格オペレーションを使用することで、製造プロセスに関する知識を一元的に取り込んで、再利用性を高めることができます。規格オペレーションが用意されている場合、製造エンジニアはオペレーションを毎回作成してその属性やアソシエティビティなどを定義する必要がありません。
規格オペレーションは MPMLink でのスタンドアロンタイプの Windchill オブジェクトです。規格オペレーションは、オペレーションとは異なり、作業版数を適用したり、バージョンスキームを使用して管理したりすることはできません。製造エンジニアだけが MPMLink で規格オペレーションを作成および管理できます。
プロセス計画で規格オペレーションを使用する場合、以下の点に注意してください。
• 規格オペレーションの下にオペレーションを追加することはできません。ただし、オペレーションの下に規格オペレーションを追加することは可能です。
• 規格オペレーションの下に規格オペレーションをネストできます。
• プロセス計画では規格オペレーションに関連するすべての属性と関連付けが利用されます。
• 同じプロセス計画内や異なるプロセス計画間で同じ規格オペレーションを複数回再使用できます。
• 互換性規則によって、製造プロセス、リソース、部品間に規則を実装できます。
• ロードファイルを使用して規格オペレーションを読み込むことができます。
• 規格オペレーションの直接の親エンティティの「関連」タブで、その規格オペレーションに割り当てられている部品の詳細を表示できます。直接の親エンティティには、オペレーション、部品、またはプロセス計画があります。
規格オペレーションを収集またはグループ化して規格グループを作成できます。規格グループに規格オペレーションをまとめることで、必要に応じて規格オペレーションに簡単にアクセスして再使用可能になります。