「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスについて

矛盾する部品に対して以下のいずれかの操作を開始すると、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスが開きます。

• 上流ビューから「現在の上流対応オブジェクトに更新」。

• 下流ビューから「現在のリンクで改訂」。

• 下流ビューから「すべての下流対応オブジェクトを更新」。

「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに、操作が開始された部品に関連する矛盾が表示されます。テーブルにリストされている矛盾を念入りにレビューし、必要に応じて矛盾を解決する必要があります。以下の手順を実行することで、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに表示される矛盾を解決できます。

1. 上流ツリー構造と下流ツリー構造で関連する矛盾がハイライトされ、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスが開きます。ハイライトされている部品の矛盾が表示されます。テーブルにリストされている矛盾する部品をレビューし、必要に応じて矛盾を解決します。最良事例として、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに表示されているすべての矛盾を解決する必要があります。

「下流コンテキスト」コラムには、下流ビューで設定されているコンフィギュレーション仕様に関係なく、下流ビューのすべての対応部品が表示されます。

1. 左側の表示枠の「基準」および「ステータス」セクションにあるオプションを使用して、レビューして解決する特定の矛盾をフィルタします。「基準」および「ステータス」の詳細については、上流の変更の適用を参照してください。

2. 「選択した部品の矛盾のみを表示」チェックボックスをオンにして、上流ツリー構造内の選択した部品に関連する矛盾を表示することもできます。

4. 矛盾をレビューした後で、「解決および更新」をクリックします。開始した操作に基づいて、対応リンクが更新されるか、部品番号が改訂されます。「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスが閉じます。

• 「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスで矛盾を選択しないで「解決および更新」をクリックした場合、矛盾は解決されません。ただし、開始した操作に基づいて、対応リンクが更新されるか、部品番号が改訂されます。

• 「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックス内のステータスが「自動」と「インタラクティブ」の矛盾を、ツールバーの

操作を使用して解決できます。「解決および更新」ボタンを使用して、ステータスが「自動」である矛盾を解決することもできます。

• 最良事例として、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに表示されている、ステータスが「自動」と「インタラクティブ」のすべての矛盾を解決する必要があります。

•

「矛盾を検出」操作は、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスを呼び出す操作を代替するものではありません。

「矛盾を検出」操作は、矛盾を検出して解決するために使用してください。「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスを呼び出す操作は、すべての矛盾が解決され、部品が更新または改訂されていることを検証する必要がある場合にかぎり使用することをお勧めします。

• デフォルトでは、上流ビューから「すべての下流対応オブジェクトを更新」操作を開始した場合、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに「下流コンテキスト」コラムが表示されます。その他の操作によって「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスが開いた場合、コラムのリストから「下流コンテキスト」コラムを選択する必要があります。「下流コンテキスト」コラムの情報は、複数のコンテキストに対応部品がある上流ビューの期限切れの部品に対して「すべての下流対応オブジェクトを更新」操作を開始した場合に役立ちます。これらの複数のコンテキストに存在する矛盾を解決できます。

• ステータスが「手動」である矛盾を解決することはできません。

• 「現在の対応オブジェクトに更新」ツールバーの

「変更を下流に適用」操作を使用して、複数の矛盾を一度に解決できます。解決された矛盾ごとに、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに 2 つのエントリが作成されます。「解決済み」チェックボックスをオンにすると、これらのエントリを表示できます。斜体のエントリは、結果の下流の変更を表します。青色でハイライトされているエントリは、検出されて解決済みの上流の変更を表します。

• BOM トランスフォーマに存在しない部品については、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスに矛盾が表示されることがあります。これは、BOM トランスフォーマで構造に適用されているフィルタ基準が原因です。

• ECN による変更は、「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスが開く操作では考慮されません。

• 「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスを呼び出す操作により、第 1 レベルの対応部品を調整できます。

• 「現在の対応オブジェクトに更新」ダイアログボックスの「下流の親」コラムに親部品の情報が表示されます。親部品の情報は、共通の対応コンテキストからのパスとして表示されます。部品番号がパイプ記号で区切られています。