BOM トランスフォーマの「Visualization」タブでの「カスタム選択」操作について
「カスタム選択」操作を有効にするには、BOM トランスフォーマの「Visualization」タブで > の順にクリックします。「カスタム選択」操作を有効にし、ビジュアリゼーション表示枠で部品を選択した場合、デフォルトでは、対応する部品がツリー構造で選択されます。管理者は、associativity.properties.xconf でプロパティを設定することによって、BOM トランスフォーマの上流ビューと下流ビューでの「カスタム選択」操作の選択基準をカスタマイズできます。
• 上流ビューの場合、プロパティ com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes に有効な値を指定します。
• 下流ビューの場合、プロパティ com.ptc.windchill.associativity.downstreamCustomVizSelectionObjectTypes に有効な値を指定します。
これらのプロパティは <Windchill>\codebase\com\ptc\core\foundation\associativity\xconfs の associativity.properties.xconf にあります。
これらのプロパティでは次の値を指定できます。
• オブジェクトタイプ - 例: WTPart1。複数の値を指定するには、セパレータとしてセミコロンを使用します。
• オブジェクトタイプ名、属性名、属性値 - 例: wt.part.WTPart|Source|Make。これらの値はパイプセパレータを使用して指定します。属性値は文字列タイプでなければなりません。
• 最初の 2 つのエンティティの組み合わせ - 例: WTPart1;wt.part.WTPart2|Source|Make。
カスタム選択プロパティの設定
• オブジェクトタイプを指定する場合:
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes" value="wt.part.WTPart1; wt.part.WTPart2"/>
• オブジェクトタイプを属性タイプおよび属性値とともに指定する場合:
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes" value="wt.part.WTPart|Source|Make"/>
• 組み合わせを指定する場合、次のようにプロパティを設定します。
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes" value=" WTPart1;wt.part.WTPart2|Source|Make"/>
変更を適用するには、プロパティを設定した後で Windchill サーバーを再起動します。
プロパティを設定した後で、「カスタム選択」操作を有効にし、「Visualization」タブで部品を選択すると、ツリー構造が上方検索されます。プロパティで設定した基準を満たす部品の第 1 レベルの子部品が選択されます。
「カスタム選択」操作に関連して、次の点に注意してください。
• BOM トランスフォーマで、「カスタム選択」を選択すると、「親を選択」および「第 1 レベルのアセンブリを選択」操作が無効になります。
• 「カスタム選択」操作を選択してから BOM トランスフォーマセッションを閉じた場合、新しい BOM トランスフォーマセッションを開くと、デフォルトでは同じ操作が選択されます。
• 「カスタム選択」操作を使用する前に、 > 操作を有効にする必要があります。
プロパティ com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes および com.ptc.windchill.associativity.downstreamCustomVizSelectionObjectTypes で複数の値が指定されている場合、設定されている値のいずれかを満たす部品が見つかるとただちに検索が停止します。たとえば、次のプロパティ定義では、値 WTPart1 を満たす部品が見つかると構造の検索が停止します: <AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.upstreamCustomVizSelectionObjectTypes" value=" WTPart1;wt.part.WTPart2|Source|Make"/>
詳細については、以下を参照してください。