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ファントム製造部品
ファントム製造部品とは、プロセス計画オペレーションに割り当てることができない mBOM 内の部品またはアセンブリです。ビジネスの観点から、これらの部品およびアセンブリは一般に、在庫はできないけれども ERP または MRP システムへのパブリッシングはできるアイテムです。
ファントム製造部品は、ファントム製造部品として定義されていない子部品を持つことができます。ファントム製造部品の下に表示される非ファントム製造部品は、1 つ目の親非ファントム製造アセンブリに関連付けられているプロセス計画に割り当てられます。
このシナリオでは、次のようになります。
ファントム製造部品 A はプロセス計画のオペレーションのいずれにも割り当てることができません。
製造部品 002 および 003 は製造 Assy1 の関連プロセス計画のオペレーションに割り当てることができます。
ファントム属性は、部品にも拡張データオブジェクトにも設定できます。ただし、拡張データオブジェクトに対して設定した属性値は、関連部品のファントム動作をオーバーライドします。たとえば、部品はファントムとして設定されておらず、関連拡張データオブジェクトはファントムとして設定されている場合、その部品は自動的にファントム部品として指定され、逆の場合はファントム部品として指定されません。また、部品が複数の拡張データオブジェクトに関連付けられており、これらのオブジェクトのいずれかがファントムとして設定されている場合、その関連部品もファントム動作をオーバーライドします。拡張データオブジェクトに対してファントム属性が設定されていない場合、部品に対して設定されている属性値によって、そのファントム動作が決定されます。これにより、柔軟に、1 つのプラントでは部品をファントム部品として管理し、別のプラントでは通常の部品として管理できます。