その他の機能 > 製造プロセス管理 > 設計 BOM から製造 BOM への変換 > mBOM の作成 > 「下流構造を生成」操作の概要 > ユースケース: 下流構造を生成 > ユースケース 4: 部品タイプに基づいた BOM 変換なし
  
ユースケース 4: 部品タイプに基づいた BOM 変換なし
BOM トランスフォーマに以下の構造が存在するとします。
Upstream Parent Part (Design)Downstream Parent Part (Manufacturing) の間に対応リンクが存在します。
構造内の Part C2 (Design) を除くすべての部品の部品タイプは wt.part.WTPart です。
構造内の Part C2 (Design) の部品タイプは ElectricalPart です。
1. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity にあるファイル associativity.properties.xconf にアクセスします。
2. 以下の再構築規則を追加します。
<Property name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" multivalued="," default=""/>
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" value="attributeMapping.rule1=AttributeNum1:String1:AttributeNum2:String2"/>
* 
マッピングを含むプロパティの場合、上流と下流に指定されているマッピング属性が同じであってはなりません。
<Property name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.com.ptc.ElectricalPart" multivalued="," default=""/>
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.com.ptc.ElectricalPart" value="doNotTransform=true"/>。このプロパティがその他のプロパティよりも優先されます。
* 
上流で選択した部品に対して 操作を開始すると、選択した部品の下の構造がスキャンされます。このコンフィギュレーションによって以下の処理が行われます。
部品親子関係属性 AttributeNum1String1 に設定されている部品が検出された場合、検出された部品は、下流の、部品タイプが wt.part.WTPart で部品親子関係属性 AttributeNum2 の値が String2 に設定されている部品の下に、新規部品として追加されます。
部品タイプが ElectricalPart である部品が検出された場合、その部品は下流のどの部品の下にも追加されません。
3. Upstream Parent Part (Design) を選択し、中央の枠のツールバーにある をクリックします。
4. BOM トランスフォーマに以下の構造が表示されます。
* 
Part T1 (Manufacturing) はこのプロパティで設定されている基準を満たしているので、Part C1 (Manufacturing)Part T1 (Manufacturing) の下に新規部品として追加されます。
Part C2 (Design) の部品親子関係属性 AttributeNum1String1 に設定されています。ただし、これは電気部品なので下流には追加されません。この場合、<AddToPropertyname="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.com.ptc.ElectricalPart" value="doNotTransform=true"/> がその他のプロパティよりも優先されます。