アドバンス製造リソースブラウザについて
製造プラントを設定する際は計画が重要です。MPMLink のアドバンス製造リソースブラウザ機能を使い、製造プラントを計画してセットアップできます。アドバンス MRB は、製造リソースブラウザ (MRB) で特定の操作を実行するときに使用できます。
以下のシナリオについて考えてみます。
• スウェーデンにオフィスを構える自動車エンジン製造会社があります。
• すべての製造プロセスは、スウェーデンの中央拠点から管理します。中央拠点は仕様プラント、またはマスタープラントとも呼ばれます。MRB で中央拠点は、物理的な製造プラントの場合とそうでない場合があります。
• スウェーデンの仕様プラントは、製造プラントで実装する製造単位、製造ストラテジー、製造プロセスの規格、仕様を決めて作成します。
• 製造プラントはブラジルとインドにあります。製造プラントは実際の物理的なプラントです。製造プラント内の製造プロセスはすべて、スウェーデンの中央拠点から管理します。
• ブラジルおよびインドの製造プラントは、スウェーデンで設定された仕様に従います。
中央拠点とその他のプラント拠点で実装するオペレーションの構造は MRB で作成されます。製造関連のオペレーションを実行するには、産業用ロボットやミリング加工のマシンなどが必要です。中央拠点のスウェーデンは、ブラジルおよびインドで製造オペレーションの実行に使用する必要があるマシンの仕様を定義します。ブラジルとインドのマシンは製造メーカーが異なる場合がありますが、マシンはスウェーデンで定義されたすべての仕様を満たしている必要があります。
MRB では、次の 2 つのプラント構造を作成することで、オペレーションの構造を作成できます。
• 中央拠点を表す構造
• 実際の製造プラントを表す構造
次のエンジンアセンブリの部品をアセンブリするワークフローを構成する手順は以下のとおりです。エンジンアセンブリは、5 つのメイン部品で構成されています。
1 - クランクシャフトアセンブリ
2 - スプロケット
3 - プーリー
4 - 接続ロッド
5 - ピストンアセンブリ
このワークフローでは、SCARA と 6 軸マシン、およびデルタ工業ロボットを使用してさまざまなアセンブリ操作を実行します。
上記のアセンブリを製造する製造プラント設定を MRB で作成した場合は、次のワークフローの各セクションで説明されている手順を実行します。
