部品に関する問題の特定
このセクションでは、部品に関する一般的な問題とその原因について説明します。一般的な問題のリストは次のとおりです。問題が以下のリストにない場合、または指示どおりに対策を講じても問題を完全に解決できない場合は、システム管理者に連絡してください。
• 部品を作成できない
• 部品を変更できない
• 代替部品が表示されない
• 部品リビジョンが表示されない。
• 部品の変更が組織全体にわたって適用された
• サブタイプ属性またはその値がレスポンスファイルに記述されない
• ビジネスオブジェクト属性が Windchill ESI とパブリッシング対象のシステムとの間で一致しない
• パブリッシング時に配布ターゲットが部品に割り当てられない
• 特定の配布ターゲットまたは部品を関連付けようとするとエラーメッセージが表示される
• 部品の作業版数または改訂に変更がないのに、ESI レスポンスで変更された部品として特定の配布ターゲットに送信される
• 拡張データタイプに追加された特定のグローバル属性が、該当する部品がパブリッシングされたときに ESI レスポンスで送信されない
• プラント固有データタイプに追加された特定のグローバル属性が、該当する部品がパブリッシングされたときに ESI レスポンスで送信されない
部品を作成できない
以下の原因が考えられます。
• Windchill の製造部門への引き渡しワークフローが開始されていない。
• 部品がすでに Oracle Applications に存在している。
• Windchill でのパブリッシングステータスが間違っている。
• Oracle Applications のユーザーが Oracle Applications で直接部品を作成した。
• 部品に割り当てられている ESI ターゲット組織が間違っているか、無効である。
• ユーザーが Oracle Applications で違う ESI ターゲット組織を表示している。
• 部品属性が無効か、またはない。
部品を変更できない
以下の原因が考えられます。
• Windchill の製造部門への引き渡しワークフローが開始されていない。
• 部品が Oracle Applications の ESI ターゲット組織に存在しない。
• Windchill でのリリースステータスが間違っている。
• Windchill で管理している属性を Oracle Applications のユーザーが Oracle Applications で直接修正した。
• Oracle で部品がロックされている。
• 部品に割り当てられている ESI ターゲット組織が間違っているか、無効である。
• ユーザーが Oracle Applications で違う ESI ターゲット組織を表示している。
• 部品属性が無効か、またはない。
代替部品が表示されない
• Oracle Applications は、アイテムレベルでの部品代替をサポートしていない。
部品リビジョンが表示されない。
以下の原因が考えられます。
• Windchill ESI は、Open Item Interface を使用して部品属性の変更処理を完了したが、エラーにより、ECO ビジネスオブジェクトインタフェースを使用して部品リビジョンを作成しなかった。
• 変更通知 (CN) の管理フラグ (ミドルウェアグローバル変数) が正しく設定されていない。
• Oracle Applications のアイテムリビジョンが無効になっている。
部品の変更が組織全体にわたって適用された
オブジェクト属性マスターコントロールフラグ (ミドルウェアグローバル変数) が正しく設定されていない。
サブタイプ属性またはその値がレスポンスファイルに記述されない
この問題は、次のような場合に起こることがあります。
• マッピングが間違っている。
• サブタイプ属性の一意の識別子 (内部名) が定義されていない。
• 内部名が、ESI レスポンスメタ情報マップファイルで部品用に定義された Map 要素のソース属性名でない。
マッピングが正しいことを確認します。たとえば、サブタイプ属性が wt.part.WTPart で定義されている場合、次のようになります。
• 属性名: volume
• 一意の識別子: org.ptc.volume
• マッピング: <esi:attributeMapping sourceAttribute="org.ptc.volume">Volume</esi:attributeMapping>
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ESI レスポンスメタ情報ファイルで、部品の Map 要素に上記を追加してください。
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ビジネスオブジェクト属性が Windchill ESI とパブリッシング対象のシステムとの間で一致しない
以下の原因が考えられます。
• ESI によって属性がマッピングされていない。
• Oracle Applications のユーザーが属性を Oracle Applications から直接修正した。
パブリッシング時に配布ターゲットが部品に割り当てられない
配布ターゲットの「コンテキストのデフォルト」属性を「はい」に設定して、配布ターゲットが部品と同じコンテキストまたは上位レベルのコンテキストに属しているのに、パブリッシング時に配布ターゲットが自動的に部品に割り当てられない
これは Windchill ESI の「ビューと配布ターゲットのマッピング」プリファレンスを適切に設定していない場合に起こります。たとえば、問題の部品を Design ビューで作成する場合、部品のパブリッシング時に 001 という番号の配布ターゲットに自動的に部品が割り当てられるようにするには、プリファレンスの値を「Design:001」のように設定する必要があります。別の方法として、ターゲットの番号を参照しない値にプリファレンスを設定することもできます。
特定の配布ターゲットまたは部品を関連付けようとするとエラーメッセージが表示される
以下の原因が考えられます。
• Windchill ESI の「ビューと配布ターゲットのマッピング」プリファレンスが適切に設定されていない。たとえば、問題の部品を Manufacturing ビューで作成する場合、002 という番号の配布ターゲットに自動的に部品が割り当てられるようにするには、プリファレンスの値を「Manufacturing:002」のように設定する必要があります。別の方法として「Plant1:002」のような値 (ここで Plant1 は Manufacturing の子ビュー)、または、ターゲットの番号を参照しない値にプリファレンスを設定することもできます。
• 配布ターゲットにその部品がすでに割り当てられている。
部品の作業版数または改訂に変更がないのに、ESI レスポンスで変更された部品として特定の配布ターゲットに送信される
以下の原因が考えられます。
• 部品に日付エフェクティビティが設定された。または、最後にパブリッシングされた後、部品が変更された。
• 最後にパブリッシングされた後、部品のライフサイクル状態が変更された。
• Windchill ESI の「エンタープライズデータ情報をパブリッシング」プリファレンスが「はい」に設定されていて、部品が最後にパブリッシングされた後、部品を表す ERPMaterial オブジェクトが修正された。
• Windchill ESI の「プラントデータ情報をパブリッシング」プリファレンスが「はい」に設定されていて、部品が最後にパブリッシングされた後、部品とターゲットのプラント固有データを表す ERPPartSpecificPlantData オブジェクトが修正された。
拡張データタイプに追加された特定のグローバル属性が、該当する部品がパブリッシングされたときに ESI レスポンスで送信されない
以下の原因が考えられます。
• Windchill ESI の「エンタープライズデータ情報をパブリッシング」プリファレンスが「いいえ」に設定されている。
• パブリッシング時に使用される ESI レスポンスメタ情報ファイルに、そのグローバル属性の attributeMapping 項目が存在しない。
• ESI レスポンスメタ情報ファイルにそのグローバル属性の項目は存在するが、その項目の XML 属性 erpMaterialAttribute が true に設定されていない。
プラント固有データタイプに追加された特定のグローバル属性が、該当する部品がパブリッシングされたときに ESI レスポンスで送信されない
以下の原因が考えられます。
• Windchill ESI の「プラントデータ情報をパブリッシング」プリファレンスが「いいえ」に設定されている。
• パブリッシング時に使用される ESI レスポンスメタ情報ファイルに、そのグローバル属性の attributeMapping 項目が存在しない。
• ESI レスポンスメタ情報ファイルにそのグローバル属性の項目は存在するが、その項目の XML 属性 plantSpecificAttribute が true に設定されていない。